商品番号:1531683
(税込)
【 仕入れ担当 戸高より 】
古く西陣の歴史は古墳時代にまで遡り、
大陸から養蚕と絹織物の技術が
伝来したためだと考えられております。
そこから何百年も繋がれてきた軌跡。
幾千もの名品を生み出してまいりました。
その輝きは上品でさり気なく
悠久の時の中で西陣の織元が創り上げた、
フォーマルシーンに華やぐ袋帯をご紹介致します。
個性がありつつも、決して損なわれない格調。
確かな織の技があればこそのものと、お手にとっていただければ、
ご納得いただけることと存じます。
自信に満ちた格を持ち、
センスの良いモダンな面持ちを浮かべております。
是非この機会にお試しいただければ嬉しく思います。
【 お色柄 】
荘厳な光を放つこの帯地。
その理由は光を照らす黒の中に金の箔糸を織り交ぜて
うっとりさせるほどの威光を放つためでございます。
その上に織描かれましたのは
くるくると揺らめく金の紐模様。
3種の風合いの異なる意匠が六通に渡り映し出され、
洋風の雰囲気さえも感じさせてくれます。
洋モダンの雰囲気を立ち込ませた見事な仕上がりでございます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、お付き添い、式典、レセプションなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、小紋など
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