商品番号:1527323
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
ほんとうに美しいお色…
北海道の美しい大地。
心の奥底にふうわりと広がりゆく…
本当に素敵な【えぞ織】の紬着尺のご紹介です!
見ているだけでなぜか懐かしい思いがするような…
奥深い織の表情に惹かれて仕入れて参りました!
作家さんの心のこもった、1点1点大切に創作された、
あたたかい織物でございます。
織物好きの方に是非おすすめ致します。
本当に数が少ないお品…。
呉服の本場ここ京都・室町でも、ほぼ出会うことはございません。
さりげない装いにも、他にはない不思議な色合いで
見るもの、袖を通すものを夢見心地の世界へいざないます。
今回は【紫根絞り染め】の九寸帯とのコーディネートセットをご紹介。
セットで大変お値打ちにお届けさせていただきますので
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
[着物]
ご覧いただけますでしょうか。
自然のお色味とは思えない程の彩り…
意匠には、赤紫色を基調にして、
美しい棒縞模様を織り上げました。
かすかな濃淡を表顕する自然のお色が奏でるおだやかなぬくもりを感じられます。
シンプルながらもまるでシケ引きのように入り混じる…
実に細やかな彩りの妙。
まさにえぞ織りの魅力、と言えましょう。
[帯]
さらりと軽やかな風合いの紬地。
お柄には丁寧な手絞り染にて創作性溢れる
六花模様が染め上げられております。
この手絞りによる微妙なかすれや濃淡も、
紫根のお色の魅力を存分に感じさせてくれるもの。
もちろんのこと、唯一無二。
全く同じお品というのは、作りようがございません。
【 紫根染・紫草について 】
天平の「古代紫」、平安の「京紫」、
江戸の「江戸紫」と紫の表現に染料として
用いられてきた「紫草」の根が紫根。
かつては日本各地の野山に自生し、栽培されてきたが
現在では日本の絶滅危惧植物50種の中に入るほど激減。
稀に植物園などで栽培されているが、自然の中で
自生している姿を目にすることは不可能な幻の草。
染料はもとより、古来より皮膚病や外傷、さらには頭痛、
胃腸病の薬としても用いられた希少品である。
※時代劇のワンシーンなどでお見かけする、
病床で身分の高い人物が頭に巻いてある紫の
鉢巻も紫根染によるもの。
【 えぞ織について 】
佐藤房子氏によって30年余り費やして完成した紬。
長い日数をかけて土地の植物を集め、丁寧に丁寧に紬糸を染色し、
それをざっくりと織り上げた、北の大地・北海道の織物。
富良野産のラベンダーや千歳産のハスカップなどを用いて染色する。
茎や花、葉を煮出し、糸染めを10~20回繰り返すことで、
草木染ながら鮮やかな色彩が染め上がる。
月に反物の生産数は1反程度の希少品。
◆佐藤房子プロフィール
1974年 独学で織を始める
1979年 富良野市、ファーム富田の協力で国内初のラベンダー染を発表
独学で染織を始める(ロウケツ染、型染、友禅など)
1982年 日本の友禅染とインドネシアのバテック染を組み合わせた染手法を発表
1987年 美唄市役所からハスカップ染の研究依頼があり、地元に技術指導
1990年 北海道美術工芸会 会友~会員
1993年 名寄商工会議所から亜麻糸の商品開発の委託
女性スタッフを中心に道内初の花染ランジェリーを発信する
(株)シャルフェールを設立 代表取締役に就任
1994年 士別の織グループに染の指導
1998年 北海道開発記念館、民族学研研究室学芸員の出利葉氏にアイヌの歴史文様その他の指導を受け、オリジナルのアイヌ文様を研究し発表
[着物]
絹100%
長さ12.6m 内巾38.5cm(裄丈73cmまで)
※使用染料:
・ラベンダーの花(富良野・富田ファーム)
・ハスカップの実(千歳産)
・その他の染料(ミント類・紅花)
[帯]
絹100% 長さ3.6m(お仕立て上がり時)
柄付け:全通柄
おすすめ帯芯:染帯用綿芯
使用漢方:紫根(ムラサキ科)
※色やけ防止のため、紫根の媒染液と化学染料とを併用しております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行、趣味のお集まり等
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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