商品番号:1526030
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
広がる彩りの世界…
黄綬褒賞受賞伝統工芸士・卓越技能賞(現代の名工)受賞の大城廣四郎氏。
その志を現代に引き継ぐ織物工房による、
草木染め・手織りの本場琉球南風原花織の九寸名古屋帯をご紹介いたします。
草木染めであり、手織りであり…
琉球の職人さんの情熱をひしひしと感じます。
花織の良きお色が映える素敵な一本。
どうか、この機会をお見逃しなくお願いいたします。
【 商品の状態 】
リサイクル仕立て上がりとして仕入れましたが
締め跡お見受けられなまったくの美品です
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 お色柄 】
見るだけで心温まる胡桃色の紬地。
お柄には横段を織りなし、
マル バツ 格子の花織文を大変リズミカルに織り出しました
絶妙に彩の移ろいが おしゃれな奥行きを感じさせます
花織の立体的な表現。
どこかふっくりとしたナチュラルな表面が、
織物らしいやわらかみを感じさせて。
あくなき探究心とたゆまぬ努力と情熱。
その意思と情熱は、織物工房の職人ひとりひとりにしっかりと受け継がれ、
今でも工房の品々は、見る者に手仕事の感動を与えます。
どうぞ末永くご愛用くださいませ。
【 大城廣四郎について 】
黄綬褒章受賞
伝統工芸士
卓越技能賞(現代の名工)受賞
勲六等瑞宝章受賞
輝くような受賞歴を持つ大城廣四郎氏。
琉球の染織工芸の世界では、カリスマ的な存在として知られております。
沖縄の伝統産業のほとんどがそうだったように、
琉球かすりもまた家業として受け継がれてきました。
小さな頃から家の仕事として手伝いをし、
ものごころついた時にはすでに絣の技術を身につけていたという人が多いのもそのため。
廣四郎さんも職人たちが話すのを聞いているうちに、
自然と機織の基礎が身についたと語られています。
戦後、苦労して苦労して、生きるための手段として選んだ機織り。
現金収入を得る手段としての機織りがいつしか人の心を打ち、
現代の名工として認められるまでとなったなったそこまでの努力と情熱。
その努力と情熱は、織物工房の職人ひとりひとりにしっかりと受け継がれ、
今でも工房の品々は、見る者に手仕事の感動を与えます。
廣四郎さんが織をはじめたのは戦後のこと。
琉球かすりは戦前は沖縄本島南部、那覇泊といった地域で作られていましたが、
戦後は南風原町を中心に復興され、現在はそのほとんどが南風原産です。
その南風原町に大城廣四郎織物工場はあります。
今は亡き廣四郎さんの伝統の技をしっかりと受け継ぎ織り続けている職人たち。
その作品群も素晴らしいものです。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
絹100%
長さ約3.83m
お太鼓柄
※裏地あり 開き仕立て
大城廣四郎工房
草木染 ソウシジュ
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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