商品番号:1503396
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
実にしっかりと…
手の込んだ仕事のなされた特選品。
青森県南部地方に伝わる、南部菱刺し。
丁寧な菱刺しの施された、
見るほどにその民芸味伝わる創作帯をご紹介いたします。
未仕立ての新品でも数える程しかご紹介がございません…
希少な逸品、どうぞお見逃しないようご覧下さいませ。
【 お色柄 】
麻地でありながら、しなやかで地厚。
深い深い濃紺地に、白の綿糸が生み出す美しい菱形のハーモニー…
お太鼓には代表的な図案、ねこのまなぐ(猫の眼)をあらわし、
なんとも美しい、モダンで幾何学的な表情を醸し出しております。
素朴で媚びないおだやかな美しさと、
伝統的な深い味わいを感じていただけることと存じます。
めったと入荷のないお品でございます。
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと畳皺がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【 南部菱刺しについて 】
八戸を中心とする青森県南部地方で作られている「南部菱刺し」。
その発祥は、今から約200年前にまで溯ります。
当時の人々は麻や芋麻の着物しか着ることを許されておらず、木綿は糸として使用するものと決められていました。
そこで女性たちは、補強と保温のために麻に木綿糸を刺し、厳しい北国の生活をしのいできたのです。
この技術が現在にまで受け継がれ…
ウメノハナ・キジノアシ・ヤバネ・ベコノクラ・クルミ・ソロバン玉等、美しく素朴な名をもつ文様となり、暗い北国の農民の心に、美しい花を咲かせてきたのでしょう。
しかし近年、このように製作時間を要する手仕事は、すたれ憂慮されてまいりました。
これを惜しむ少数の人たちが努力した結果、新しい時代に合った作品としてよみがえり、北国の女性の真心のこもった民芸品となっております。
「津軽こぎん」の刺し方が奇数律で筋目をひろうのに対し…
「南部菱刺し」は、偶数律に刺していきます。
そのためこぎんより模様の発展に制約を受けることになりますが、それでも南部の人々は大小の菱形を交錯させたり連続させるなどのほか、色糸を使って多彩な変化をつけて、すばらしい意匠効果を創案されています。
麻100%(刺繍糸:綿糸)
長さ約3.7m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご年代は問いません
◆着用シーン 行楽、お食事、お出かけ、趣味のお集りなど
◆あわせる着物 小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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