商品番号:1535829
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【 仕入れ担当 田渕より 】
美しき海、豊穣の大地。
穏やかに吹き抜ける風と共に、ゆったりと流れる時の中、
その淡麗な美しさと、豊かな質感は生み出されます。
本場琉球南風原花織。
何とも上品な花織着尺のご紹介でございます。
花織は沖縄の各地で織られていましたが、
いずれも戦争によって壊滅的な打撃を受けました。
一度途絶えた伝統は、戦後になって復興に取り組んできた
人々の地道な調査と研究によって現在に甦りました。
花織の美しさはそのままに、
両面浮織で織りなされた爽やかな一枚。
お目にとまりましたら是非お手元にて
その表情をお楽しみ下さいませ!!
【 お色柄 】
さらりとしなやかな絹地は、光を受けてつやつやとした絹艶を放ちます。
清雅な印象の白藍色の絹地には、一面に菱襷模様が織りなされて。
絹の艶めきが高級感を漂わせます。
光の所作で色味の印象が変わり、着姿となればその色彩変化は本当に美しいもの。
糸を浮かせて作る小さな点で、さまざまな紋様を織り表す花織は、一目でそれと分かるほどに特徴的。
浮糸部分は絹の艶やかな光沢が感じられ、見る角度によって華やかに煌めきます。
遠目にはシンプルな格子模様に見えるような、それでいて、近づいたときにはハッとする。
表だけではなく裏も美しく、多色を用いた花織とはまた別の
感性に響くような高貴さと、洗練された面持ちでございます。
両面浮織でございますので、後々に裏返してお仕立て替えして
長く重宝していただけます。
洋装の方が多いシーンにも、日常のワードローブの一枚として。
肩のはらない、でもシンプルすぎずこだわりをしっかりと魅せつける。
絶妙なバランスの仕上がりでございます。
職人さんの気持ちや伝統的な技法がたっぷり詰め込まれていると思います。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
絹100%
長さ約12.5m 内巾38cm (最長裄丈約72cmまで 最長袖巾肩巾36cmまで)
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、カジュアルパーティーなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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