商品番号:1525210
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
この繊細な絣の技。
是非お手元でご堪能頂きたい逸品です!
紬織物の女王、大島紬。
今回ご紹介するお品は大島紬好きの方が、
「いつかは割り込み」と仰る割込絣の逸品。
小柄な方向きのおすすめの1枚です
【状態について】
リサイクル仕立あがり品として仕入れてまいりました。
経年のお品です 身頃に画像のような汚れ箇所がございます
着付けの練習やリフォーム素材など
ご了解の上 ご検討いただけましたら幸いです
※矢印の巾は1㎝です
【お色柄】
シャッシャッと鳴る軽くしなやかな大島紬地。
泥染め特有の黒褐色地を埋め尽くす
不揃いな絣模様。。
画面上でご覧いただけますでしょうか…
本当に細やかな「I」と「E」が作り上げる、精緻な絣のデザイン。
お着物に大胆な構図で龍郷のような菱文が並び
その合間には葵をモチーフにしたような木枝の丸が織描かかれ
内には流水文が浮かび上がります
いったい経緯どれとどの絣をあわせるのか
織手には大変 手間ひまのかかる
究極の織技です
まさにリサイクルならではの価格
おしゃれ着のトップクラスの1枚として
ぜひご検討下さいませ
【割込絣について】
明治30年代のころ永江伊栄温翁によって現在の織締機が発明され、
複雑かつ緻密で変化に富んだ絣や、帯締等の特殊な技法も考案され、
割込み絣がつくられるようになりました。
しかしながら、その締めや織りなどの技法が大変難しかったため、
割込み絣は長らく途絶えていました。
昭和40年代なかばに復活しましたが、現在では本割り込み式を織れる方が、
激減しているため、数も出回らず、すでに入手する事が難しくなっています。
カタスと一元を両方使用していれば「割り込み」とよく勘違いされておりますが、
実際の「割り込み」式の絣糸の配列は、
一元→カタス→一元→カタスと続かなくてはならず、
一元の十字、カタスの「T」字が、ちょうどアルファベットの「I」と「E」を連ねたような表情になります。
割り込み絣を用いることで、平面的な色味の濃淡ではなく、
織と絣の重なりによって生まれる3次元的な陰影の表現が可能となります。
また、カタス式、一元式どちらか一方のみでは表現し得なかった、繊細な曲線を表すことも可能です。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
表裏絹100%手縫い
胴裏 紅絹
八掛 真赭 (まそほ)無地
身丈(背より) | 145.8cm (適応身長150.8cm~140.8cm) (3尺8寸5分) |
---|---|
裄丈 | 62.1cm(1尺6寸4分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 25.3cm(6寸7分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈65.9cm(1尺7寸4分) 袖巾34.5cm(9寸1分) 袖丈55cm(1尺4寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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