商品番号:1525473
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
あますところなく、一面に細緻なお柄があらわされた極上品。
もともとのお値段は、想像を超えるほどのものかと思います。
今となっては本品のような作品は、市場でおみかけする機会すらないものです。
今はなき大島の名門、恵大島紬織物は恵積五郎氏による逸品をご紹介致します。
既に制作活動を終えられた、大島紬の織元の中でも屈指の技術を誇る機屋です。
新たに織り上げもございませんので今後のご紹介はほぼお約束できません…
このような作品に出会えたことに、心から嬉しく思うとともに、
大切に、大切にお届けさせて頂きます。
【 お色柄 】
ご覧いただけますでしょうか。
まるで染め上げたかのような細やかな絣。
ワンランク上の技法にてあらわされた極上の奥行きは、
もはや文字で表現できる範囲を超えております。
産地最高峰の締め技術を駆使して表現された芸術的な意匠。
大島特有の黒褐色の地には、道長取りに波濤や草花、
更紗、紗綾形などを繊細に込めて…
全てが、絣による表現…実に見ごたえ有る一枚です。
大島独特の滑らかな手触りとシワになりにくい性質、
着れば着るほど着心地がよくなる素晴らしい風合いを楽しみながら、
母から娘へと末永く大切にお召しいただきたいお品です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 恵積五郎について 】
大島紬の双璧と呼ばれた先代・恵積五郎氏。
今は亡き都喜ヱ門と共に一世を風靡、「絣の魔術師」と呼ばれ、
その絣技術は高い評価を得ていました。
残念ながら、「恵大島紬織物」としては制作活動を終えられてしまい、
今後新たな作品が生み出されることはございません。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:利休茶色
※ガード加工済み
身丈(背より) | 156cm (適応身長161cm~151cm) (4尺1寸2分) |
---|---|
裄丈 | 68cm(1尺8寸0分) |
袖巾 | 35cm(0尺9寸2分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71cm(1尺8寸7分) 袖巾36cm(9寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷の季節
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、街歩き、お食事、お稽古、行楽など
◆合わせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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