商品番号:1474201
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
今となっては希少な一枚。
蚊絣を敷き詰めた無地の白大島紬です。
ごくシンプルなその見た目。
だからこそひとつの失敗も許されない。
『絣無地』こそ、職人の腕が試される究極の絣でございます!
今後ご紹介の少なくなるお品でございます。
ただでさえ希少な白大島の、蚊絣ともなれば、長年お探しの方も多いことかと存じます。
ひと通りの柄大島を着尽くしてこられた通の方にもおすすめしたい一枚。
ぜひお見逃しなきようお願い申し上げます!
【 お色柄 】
まろやかで深みがあり、大地の穏やかな安らぎ感じられるような、白。
このお色を、是非お手元でご覧いただきたく思います。
その白色の絹地にはシンプルな蚊絣の意匠。
たっぷりと一面を埋め尽くし…
女性らしくも創造性ある面持ちに仕上げました。
ご存知のように、大島紬は全工程がすべて手作業です。
図案から製織まで6ヶ月から1年近くかかり、また独特の技術を多く用いるため、
絣作りから製織時の絣合わせ、部分解きによる色のすり込み等、
大変な苦労が一反一反に込められています。
大島紬のなかでも圧倒的に織り上げ数の少ない白大島。
時間と手間を惜しまずかけて、作り上げられた究極の一枚です。
この機会、どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 状態について 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
ペン先ほどの汚れが袖にございますが
目立つものはございません
その他絵だつ汚れ傷はなく
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
※矢印の巾は1cmです
【 大島紬について 】
日本が世界に誇る、細密絣の織物です。
大島紬は完成までに二度織られます。
一度目の締め機は、大島紬独特の精密な絣模様をつけるため。
上下の綿糸によってギュッと締められた部分は防染されて染料が入り込まず、
その染まらなかった部分が絣になるのです。
絣模様をくっきりと作るためには、大変な力で締めつけながら織り込まなければならず、
昔からこの締め機は男性の仕事とされてきました。
図案に合わせ締め機にかける糸を調節し、
確実に数ミリメートル単位の狂いもなく締め込んでいくというのは、緻密で根気のいる作業。
この時点で間違いがあれば、絣模様が出来なくなってしまうため、
力があるだけでは出来ない、神経を使う難しい仕事なのです。
その素晴らしい絹糸を高機による手織りで、一糸一糸心を込めて織り上げられます。
一反を生み出すのに、シンプルなお柄のものでも一か月。
凝った柄行のものですと、優に数か月もの月日を要します。
数センチメートル織り上げては経糸を緩め、一本一本針で絣を合わせていく。
本当に気の遠くなるような作業の繰り返しで、
大変細やかなお柄を、織りによって表現しています。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
身丈(背より) | 160.3cm (適応身長165.3cm~155.3cm) (4尺2寸3分) |
---|---|
裄丈 | 67.4cm(1尺7寸8分) |
袖巾 | 34.1cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 24.2cm(6寸4分) |
後巾 | 30.3cm(8寸0分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70.4cm(1尺8寸6分) 袖巾36cm(9寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お出かけ、カジュアルパーティー、観劇、芸術鑑賞、お稽古、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています