商品番号:1524778
【 仕入れ担当 中村より 】
染織家・下井伸彦作、
本草木染め手織りの綾織紬訪問着のご紹介いたします。
実はこれまで平織りのお品のご紹介はございましたが、
綾織のようなお品はこれが三度目。
大自然の深みのあるお色、手織りによる豊かな表情、
絹本来の艶めきが感じて頂ける逸品。
流通ルートが限られているため、
ご紹介も少なく、本当に希少でございます。
中でも訪問着は本当に数がございません。
この度、たまたま問屋さんがお持ちだったところを仕入れてまいりました。
織物ファンの方、どうぞこの機会をお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
今回ご紹介のお品は、本当に希少な信州紬の創作紬。
草木染料による糸染めから丹精込めた手織りにいたるまで、
全てが下井伸彦氏自身の手によって行われたひと品でございます。
お色は薄葡萄色を基調にして、
横段に水色や紫色などを織り込んで。
綾織にてまるまなこ模様が一部織りなされました。
綾織は経糸と緯糸とを一本おきに交叉させる一般的な平織に対して、
今回ご紹介する綾織は、組織り点が斜めの方向に連続して斜線状をなす織り方です。
その中でもまるまなこは、小さな入子菱が紋意匠として浮かび上がり、
まるで猫の眼(まなこ)のような表情に仕上がります。
【 下井つむぎ庵 下井伸彦氏について 】
信州紬の染織家として活動を続けておられる、下井伸彦氏。
自ら創造的染織作品を発表するというよりも、
意匠デザイン等の要望を受け、そこに自らの創造的染織の感性を活かし、
紬織物を織っていくことが多い作家。
さらに近年は、とりわけ天然草木染め糸の染色にこだわり、
なおかつ創造的な手織り技法にもうちこんでおられると聞きます。
そのため最近では「信州紬」の名を外し、
自らの「下井」から「下井紬」としていらっしゃいます。
日本伝統工芸士作品展にて、特賞受賞経験もございます。
【 飯田紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
※信州紬(上田紬・飯田紬・松本紬など
県内の様々な紬を一括しての指定)
長野県飯田市を中心に生産される絹織物
国指定伝統的工芸品「信州紬」のひとつ。
草木染めの糸を使用した手織りの紬で
江戸時代には格子柄が中心であった。
「飯田縞」「飯田格子」などとも呼ばれた。
絹100%
断ち切り身丈186cm 内巾38cm(最大裄丈72cm)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事会、お稽古事、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、洒落袋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解地入れ6,050円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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