商品番号:1523925
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【 仕入れ担当 田渕より 】
その精神と技は、時代を超えて受け継がれて…
初代・龍村平蔵の代表作として、60年以上もの間愛され続ける
「円文白虎錦」。
これまでに幾度か取り扱いがございましたが、
このような配色は初めてでございます。
各代平蔵が超えられ無かったとされる、初代の織に対する情熱を…
作品から感じ取って頂けますと幸いでございます。
【 お色柄 】
銘 『円文白虎錦』
南蛮渡来の名物裂の図柄を色彩豊かな箔糸の煌きをたたえながら織り上げた逸品。
法隆寺に伝来するササン朝ペルシャ様式の文様で
円文の中に浮かび上がる白虎と朱雀の崇高な意匠。
その間を鹿や馬が駆け、古典の文様に躍動感を醸し出しています。
黒、金銀と最小限の彩りをベースに、
光を受けて輝きを放つ箔糸使い。
「独創」と「復元」を掲げた初代の精神性が
見事に現代に受け継がれております。
終生ご愛用いただける作品として、また、貴重なコレクションのおひとつとして、
どうぞ大切にお召しくださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 初代・龍村平蔵(号・光波)について 】
染織工芸作家
伝統的な西陣にあって、常に斬新な発想と
革新的な技法の習得により新境地を切り開いた名匠。
奈良県の正倉院に収蔵されている正倉院裂の
復元の第一人者。
生涯で70種もの日本の宝物の復元に成功した。
【 経歴 】
1876年に大阪の両替屋の豪商の家に生まれる。
16歳のときに祖父が死去し、それを機に家業を継ぐ。
1894年には18歳で織元として独立、その後1906年に
京都で龍村織物製織所を設立。
当初は販売に従事していたが、徐々に織物の技術に
興味を持ち、研究を開始。
研究の結果、帯に奥行きと彩りを与えた
高浪織(たかなみおり)や、意匠に立体感を出すため
糸に凹凸を持たせる纐纈織(こうけちおり)などの
数々の技術を生み出し特許を取得。
後、苦心して開発した織技法が次々と同業者に
模倣された事で古代裂の復元研究に没頭。
「どんな複雑な組織の織物も、経糸と緯糸によって
構成された、理屈で割り切れる偶数の世界」ととらえ、
「美」という3つ目の要素を加える事で織物を芸術という
高みに押し上げた。
1956年には染織工芸界の新たな可能性を切り開いた
数々の業績に対し、80歳にして日本芸術恩賜賞を受賞。
1962年 没、享年86歳。
龍村平蔵の子息は
謙・晋・徳・元の4人
このうち謙が二代龍村平蔵(号・光翔)、
元が三代目平蔵(龍村美術織物経営)。
現在は龍村旻が龍村美術織物を経営、
2006年4月に四代目龍村平蔵を襲名
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.3m
本袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、会食、観劇、音楽鑑賞、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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