商品番号:1523528
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
シックな彩りに絶妙な箔糸使いで細密な
お柄を織り上げた本場筑前博多織の
佐賀錦袋帯です。
両面それぞれ異なる印象の彩りでシンプルな
割り付け紋が全通柄で織り上げられた創作性の高いお品で、
1本で2通りの帯姿をお楽しみいただける仕上がりと
なっております。
流行り廃りもございませんので、訪問着、付下、
色無地、小紋、御召などにあわせてスマートな
帯姿をお楽しみ頂けることでしょう。
【 お色柄 】
片面はやや肉厚な地風の薄茶鼠と鼠の濃淡の
段暈しを織りだした帯地に、光沢をかなり
おさえた金糸に、グレイッシュトーンの
落ち着いた彩りで細密な菱襷が一面に織りだされております。
また、もう片面は表と同柄が黒、鶯茶、鼠色、
鳩羽鼠に光沢をおさえた金糸使いで織りだされており、
こちらの面もコーディネートいただけます。
【 商品の状態 】
やや使用感はございますが、中古品としては
おおむね良好な状態でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 博多織:佐賀錦 について 】
肥前鹿島藩の御殿女中に受け継がれた織物。
京都・西陣織など一般的な織物は箔を緯糸に用いるが、
佐賀錦は箔糸(金銀箔を漆で和紙に貼り細く切ったもの)
を経糸とし、絹糸を緯糸にするほか、織機ではなく
織り台という小さな台に糸や箔をかけて独自の
道具を用いて織るのが特徴。
本来の佐賀錦は織り台を用いるが、現在は
通常の経糸と緯糸に絹糸を使用する博多織と区別し、
絹糸と箔(金色や銀色や焼き箔など)を使用したものを
佐賀錦と呼んでいる。
絹糸は、形状が丸なので上下がないが、箔の場合
張力などが異なるので、耳の引き具合や打ち込み、
箔糸の返りを確認しながら製織せねばならず、
熟練の職人でなければ製織できない。より 】
【 博多織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1976年6月14日指定)
鎌倉時代、中国(南宋)へ渡った商人の
満田弥三右衛門が考案し、その子孫が改良工夫して
博多に広めたとされる。
博多織による帯を筑前黒田藩の初代藩主・黒田長政が
江戸時代に幕府に献上したことで広く認知された。
これによりその図柄には献上柄と名がついた。
現在の博多織の献上柄には厄除け、子孫繁栄、
家内安全の願いが込められている。
1本の帯を作るのに7000~15000本もの経糸を使うため
柔らかくてコシのある地風である。
糸の密度が高いので締める時にキュッキュッという
「絹鳴り」と呼ばれる独特の音色がする。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.45m(お仕立て上がり)
柄付け:全通柄
耳の縫製:かがり縫い
【 付属証紙 】
博多織工業組合の証紙
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、お付添い、お稽古、芸術鑑賞、観劇 など
◆あわせる着物 訪問着、付下、色無地、小紋、御召 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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