商品番号:1521814
(税込)
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【 仕入れ担当 戸高より 】
織りにこだわり、色にこだわり、意匠にこだわる。
さすが老舗!どの他の織物にもない、この風合い。
ほっこりとした洗練された素材感。
フシ糸のハーモニーに落ち着いた優しさ感じる配色、淑やかな意匠美!
山形の米沢の地で織り上げられた
200年以上もの伝統ある老舗機屋、【 白根澤 】さんの作品です。
【 やふそ紅型工房 】の屋富祖幸子氏に師事された
故・【 新垣妙子 】氏の遺された一条を合わせました。
穏やかなお色味に、どこか懐かしさを感じさせる艶やかな紅型。
豊かな風土が育んだ極彩色の意匠の世界広がる逸品を。
沖縄の美しい風土が育んだ技と心が伝わってくる面持ちでございます。
この限られた機会をどうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄 】
[お着物]
絹地にはシックな黒をベースに
鮮やかな赤や茶、黄のグラデーションを込めた糸を
タテ・ヨコともに織り混ぜて…
全体に彩りのグラデーションが感じられる面持ちに仕上げました。
そっと節糸の風合いが浮かぶ箇所もあり、
豊かな表情のおきものに仕上がりました。
[帯]
お太鼓柄ではなく、たっぷりとお柄の染め表されたお品でございます
縞の紋意匠が艶めくちりめんの地。
柔らかなその地を緑黄色に染めて上げて、
色鮮やかな松皮菱の重ね文様に松竹梅を表現致しました。
自然の豊かさをそのまま写し取ったかのような華やぎを感じさせる仕上がり。
刺繍や金彩、絞りなどの加工技法を一切使わず、
染めの色と柄のセンスだけで仕上げた作品ですので、
琉球王朝から綿々と続く手仕事の高潔さが感じられるお品です。
永い歴史と風土に培われて、高度な工芸技術に発展し、
洗練された紅型の華麗さはその芸術性においても、
人々から愛されるだけの力を秘めております。
【 新垣妙子について 】
染色作家(琉球紅型)
やふそ紅型工房の屋富祖幸子に師事。
【 経歴 】
1938年 那覇市生まれ
1975年 屋富祖工房で修行
1979年 伝統工芸指導所に入所
1980年 独立 工房設立
1985年 沖縄県工芸製品検査員を兼任
1999年~2003年
沖縄県工芸指導所講師を兼任
2016年 7月死去
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
【 白根澤について 】
15代伊達晴宗が米沢城を築き、
その城で伊達政宗が生まれたという歴史のある米沢。
山形の山奥にある米沢は、江戸時代から続く産業として繊維産業が盛んで、
その織物は米沢織(米織)とよばれております。
その中でも老舗機屋として問屋間でも一目おかれている【 白根澤 】。
白根澤家はその昔、江戸時代中期の大名、上杉鷹山の家臣でした。
しかし当時、米沢藩は財政逼迫の危機に陥っており、
上杉家を何とかしようと立ち上がった上杉鷹山公が
織物の産地にしようと考えました。
白根澤家は直々に鷹山公より織物商になることを指示され、
以来十一代およそ240年余り、
その伝統織物を守り続けている機屋さんでございます。
[お着物]
綿100%
長さ38m 内巾12.4cm
[帯]
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
白生地には紋意匠ちりめん地を使用しました。
※お仕立てご依頼の際には、長さを指定して下さい
ご指定の無い場合は3.6m前後の長さで仕上がります。
◆お仕立てご依頼の際、ご指定無き場合のたれ先の仕上がりは無地となります。
たれ先にお柄をご希望の場合はその旨別途ご指示ください。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お食事会、女子会、街着、ランチなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[バチ衿]
水通し4,950円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)で承ります。
[広衿]
水通し4,950円+ポリエステル衿裏880円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)で承ります。
※綿の着物は地厚な生地のため、裏地なしの単衣仕立てとなります。単衣仕立てで冬の季節にもお召しいただけます。袷仕立てをご希望の場合にはお問い合わせくださいませ。
※背伏せなし(背は袋縫い)・ポリエステル糸でのお仕立となります。
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
※「水通し」は、お仕立て前に生地の糊を落とし、ふっくらとした風合いに仕上げるために行う工程です。
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