商品番号:1521748
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
生まれた土地を愛し、自然の恩恵に感謝しながら生きる…
そんな織り手さんの気持ちが伝わってくるような一品。
手織りのぬくもりをたっぷりと感じる、
味わい深い本場琉球かすりのご紹介でございます。
今回は大城廣四郎織物工房の南風原花織九寸帯とのコーディネートセットをご紹介。
お値打ちにご紹介させていただきますのでどうぞお見逃しなく!
【 色柄 】
[着物]
節感の豊かな、
手触りの良い土色の紬地。
伝統の絣模様を織り上げました。
熟練した織り手が時間をかけて手織りした布の凛とした贅沢さ。
身にまとえば、それらを肌で実感していただけることでしょう。
[帯]
ハリ感のある絹地には、
爽やかな若菜色を基調にして、
経絣にてダキヌフシーの絣柄を表して。
その表情豊かな帯地に、
お太鼓部分には緑と紫、柑子色の段暈しを織りなし、
その上に美しい花模様があしらわれております。
青と桜色の緯糸もさりげなく織り込んだこだわりの仕上がり。
色とりどりに表現された花織の意匠のハーモニー。
シンプルながら、奥行きある表情が大変魅力的に感じられます。
【 大城廣四郎工房と大城一夫氏について 】
黄綬褒章受賞
伝統工芸士
卓越技能賞(現代の名工)受賞
勲六等瑞宝章受賞
輝くような受賞歴を持つ大城廣四郎氏。
戦後の苦難の折、苦労に苦労をかさね、生きるための手段として選んだ機織り。
現金収入を得る手段としてはじめた機織り―
それが、いつしか人の心に感銘をあたえる域となり、
現代の名工として認められるまでに至りました。
あくなき探究心とたゆまぬ努力と情熱。
その意思と情熱は、織物工房の職人ひとりひとりにしっかりと受け継がれ、
今でも工房の品々は、見る者に手仕事の感動を与えます。
今回のお品は草木染・手織りの創作特選品。
織り上げたのは、かの大城廣四郎氏のご子息、大城一夫氏。
現在では日本工芸会正会員になられています。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
【 琉球かすりについて 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1983年4月27日指定)
生産地:沖縄県南風原町
生産数は年間3000反以上(帯含む)
※伝統的工芸品に指定されている
織物の中ではトップクラスの生産反数を誇る。
主に絹糸を使用した平織の織物で、糸の染色には
草木を原料とした染料のほか化学染料等が用いられる。
元々は泥藍で染めた木綿絣が原点で、現在では絹糸が
主流となり、生糸、玉糸、真綿のつむぎ糸、麻糸から
毛糸といった様々な糸が用いられている。
特に特殊な撚りをかけた壁糸を使うカベ上布は夏物の定番。
図案は琉球王府の御絵図帳(みえずちょう)に収蔵されており、
古くは手形(発注書のようなもの)の形で添付され
製織されていた。
植物、動物、生活用品などがモチーフで、ひとつひとつの
図柄に意味を持ち、種類は600種にもおよぶ。
[着物]
絹100%
長さ12.2m 内巾36.5cm(最大裄丈69cm)
[帯]
絹100% 長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
柄付け:お太鼓柄
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お食事、お出かけなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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