商品番号:1503788
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
――日頃より京都きもの市場をご愛顧いただいている感謝の気持ちを
少しでも皆様にお伝えしたくお得な着物・帯のフォーマルセットをご用意いたしました!
さまざまな価格やお色柄でご用意いたしましたのでぜひごゆるりとご覧くださいませ――
四季の移ろいがある日本で生まれ、育まれてきた「きもの文化」
その歴史や感性を一枚の絹にあますことなく発揮した…
本当に素晴らしい、≪きもの≫という芸術作品。
一点の曇りもない完璧な仕事。
やわらかな色彩で表される、絵巻物のような風雅な面持ち。
ひと目見ただけで虜にされてしまいそう……。
その風格は他の追随を許さず。
確かな技と伝統に磨きぬかれた心、その二つがそろってこそ生まれる美の極致。
加賀技術保存会の重鎮『白坂幸蔵』氏の贈る、風趣な逸品訪問着と
本来であれば流通が少なくなっており、お目にかかることも滅多にないお品ですが、
今回運良く手にとることが叶いました…宝石のように上品に輝く銀糸…。
人間国宝『故・北村武資』氏の『煌彩錦(こうさいにしき)』の最高傑作袋帯を
合わせてご紹介いたします。
しっとりとした優しい色彩のコーディネート。
女性らしい品よき華やぎに憧れる方のためのセットでございます。
確かな染めに良き織り。
雅やかな美を纏わせる品格とはやりすたりのない伝統美…
終生寄り添うお着物と相成りますように。
この機会に是非、お手元にお迎えくださいませ。
【 お色柄 】
しっとりと肌にやわらかく、
それでいてさらりとなめらかな上質な浜ちりめん地。
お色は淡いクリーム色をベースとして、
桜色、藤色、空色、若菜色などで横段の暈しをあしらって。
その地に描かれたダイナミックかつ繊細な草花の意匠。
精細な筆致と色彩を通して、こちら側へ伝わってくるかのよう。
お背中にまでお柄の渡った、重くちの逸品。
平面に描かれた世界でありながら、
五感で感じることのできる加賀友禅の世界をご堪能くださいませ。
地色にふわりと映える色彩で表された意匠は見るものを魅了してやみません。
大和の色彩の、やさしい風情……。
のびやかでやわらか、加賀友禅独特の色彩美で描き出される花姿は
息を呑むほどの仕上がりとなっております。
無地場にも趣の感じられる素晴らしい創作品に仕上がりました。
【 白坂幸蔵氏について 】
巨匠毎田仁郎氏に師事され、その後独立。
19950年には伝統工芸士に認定され、
受賞歴も多数ある有名作家さんです。
2010年には石川県指定無形文化財 加賀友禅技術保存会会員に認定されております。
【 加賀友禅について 】
「加賀友禅」は、金沢方面で染め上げられた着物の総称ではなく、
「加賀友禅手描技術者登録」を
(協)加賀染振興協会から受けた作家が染め上げた着物を指します。
一流の作家さんともなると、豊かな感性で自然をとらえ、
一枚の絹布の上に表現する力は最早絵画の粋に達しています。
京友禅とは一変、刺繍や金彩を一切用いず、
『藍、臙脂、黄土、草、古代紫』の、加賀五彩と呼ばれる
色彩をもとに染め表現がなされる……それが本加賀友禅でございます。
刺繍や金彩が加わればおのずと絢爛豪華さが伝わりますが、
あえて、その染めの美しさのみで勝負がなされる、素直な表情。
京の都で画期的な友禅染めを大流行させた宮崎友禅斎が晩年に加賀へ戻り、
その技法を伝えたことが、加賀友禅の基礎となったとされております。
【 北村武資(重要無形文化財保持者)について 】
【 生年・認定年 】
1935年(昭和10年)8月18日生。
1995年(平成7年)重要無形文化財保持者「羅」保持者に認定
2000年(平成12年)重要無形文化財保持者「経錦」保持者に認定
2022年(令和4年)3月31日没 享年86歳
早くに父を亡くし、15歳から西陣の機屋に働きに出て、
そこで基本となる技術を習得、1959年には
初代・龍村平蔵の織の世界を継承する
龍村美術織物に入社。
1960年に京都市北区紫野に小さな機場を借りて
独立後は『織とはなにか』を研究、高度な製織技術を
精力的に探求し、裂の復元や再現、織の技術の発展に
尽力している。
【 略歴 】
1951年 京都西陣で織物業に従事
1962年 法衣金襴制作技術者として独立
1965年 第12回日本伝統工芸展入選
1968年 第15回日本伝統工芸展 NHK会長賞受賞・日本工芸会正会員
1971年 京都国立近代美術館「染織の新世代展」
1983年 「亀甲花葉文経錦」文化庁買上
1987年 「忍冬花文羅」京都府立総合資料館買上
1990年 京都府指定無形文化財保持者「羅」「経錦」認定
MOA美術館岡田茂吉賞工芸部門大賞受賞・日本工芸会理事
1994年 第41回日本伝統工芸展 日本工芸会保持者賞受賞
1995年 重要無形文化財保持者「羅」認定
日本伝統工芸展等の鑑・審査員を歴任[2]
1996年 紫綬褒章受章
2000年 重要無形文化財保持者「経錦」認定
2005年 旭日中綬章受章
2022年 3月31日没 享年86歳
【 加賀友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年5月10日指定)
石川県指定無形文化財
京友禅・東京友禅と並ぶ、三大友禅のひとつ。
現在は登録された作家により、加賀五彩といわれる
藍・えんじ・黄土・草・古代紫の加賀五彩を基に
糸目友禅のみで仕上げられる。
【着物】
絹100%
たち切り身丈179cm 内巾36.5cm(裄丈最大約69cm)
経済産業大臣指定伝統的工芸品の証紙、加賀染振興協会の証紙がついております。
白生地には浜ちりめん地を使用しております。
【帯】
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、ご挨拶、ご入卒・七五三のお付き添いなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解湯のし4,180円+※胴裏8,250円~+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。
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