“緊急！8月の超在庫処分！”
【B反】
【染色美術　染の北川】
特選本手加工京友禅黒留袖
「松梅花筺図」
黒に咲かせた慶びの草花。

【　仕入れ担当　田渕より　】
人生の節目にふさわしい、揺るぎない品格と美しさ。
長年にわたり培ってきた高度な友禅技法によって、
あらゆる場面において“本物”の存在感を放つひと品。

言わずとしれた京友禅の名門、
染の北川による黒留袖を、訳ありにつきお値打ちに仕入れて参りました。

黒留袖の王道ともいえる構成でありながら、配色と細部に宿る美意識によって、
他と一線を画す仕上がりを見せています。
このような価格でのご紹介は今後お約束ございませんので…
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。


【　お色柄　】
白生地に用いたのは上質な濱のちりめん地。
重厚な黒地に浮かぶのは、梅や松、菊といった吉祥性豊かな草花を込めた雪輪の意匠。

繊細な線描と、優美なぼかしによって奥行きが生まれ、
遠景と近景が立体的に構成されています。

枝先の細やかな筆致から、染の北川ならではの仕事の確かさが伝わってきます。
柄のバランスは裾に重心を置きながら、視線を上へと導く流麗な構図となっており、
着姿をすっきりと引き立てます。

慶びの場において、その場の空気に自然と調和しながらも、
確かな品格で着る人の存在感を引き立ててくれる一枚。

格を重んじる儀礼の席はもちろん、ご親族としてご出席される結婚式や格式高い式典など、
あらゆる晴れの場面で安心してお召しいただけます。

染の北川ならではの格調とやさしさ…
末永く、ご自身の人生の中で大切な節目に寄り添ってくれることでしょう。


【　商品の状態　】
B反として仕入れて参りました。
全体に地色の退色があり、肩山付近に色ヤケがございます。
（※画像の黄色矢印の幅は1cmです。）

【　染の北川について　】
京の有名呉服メーカー
1955年（昭和30年）創業
※2017年廃業

様々な着物専門誌にも多く取り上げられ、
着物ファンに広く知られていた。
訪問着、留袖、振袖などのフォーマル品、
逸品物を創作。
染、意匠へのこだわりはもちろん、生地の
開発なども手掛け、「和木沢絹」
「CHULTHAINo.6（ジュンタイナンバーシックス）
などのブランド生地も有名であった。

【　京友禅について　】
経済産業大臣指定伝統的工芸品（1976年6月2日指定）
京都府知事指定伝統工芸品

京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅（京友禅、加賀友禅、
江戸（東京）友禅）の1つ。

「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。

明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。

量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月（1976年）には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。

バイヤー
田渕 健太

080-1503-2255

日曜定休、休日は翌出勤日に対応させて頂きます。