商品番号:1548127
【 仕入れ担当 中村より 】
古の琉球に思いを馳せて…
雄大な自然、おだやかな時間の流れ。
素朴な手のぬくもりを伝える、その風情。
優しい草木の彩りで糸を染め、人の手で織る。
美しい花織の凹凸ある表情をお楽しみいただける
首里花絽織着尺のご紹介です。
ごくごく、シンプル。
それ故に際立つ織技術の繊細さ。
画面上ではどれだけお伝えできるか…。
宮平初子氏に師事、那覇伝統織物事業協同組合の理事長もつとめられた山口良子さんの作品でございます。
着尺の中でも特に希少な花絽織の逸品。
着尺のご紹介は滅多にできませんのでどうぞお見逃しなくお願い致します。
【 色柄 】
上品な灰色を基調とした絹地に、
細かに織り込まれた遊び心。
透け感のある絽織に、
細やかな花織模様を重ねて。
立体感のある風合いは、みつめるほどに深みを増してゆくようです。
一見シンプルなように見えますが、少し織りの世界に詳しい方でしたら、その控えめな色彩の中に、織り手の誠実さや根気強さを感じ取っていただけることと思います。
【 首里織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(1983年4月27日指定)
「首里の織物」として沖縄県の重要無形文化財にも
指定を受けている。
※1998年に重要無形文化財に指定されたが、
2022年3月に保持者・宮平初子の死去により
指定が解除、2023年に改めて再指定された
琉球王国の城下町として栄えた首里の地で
織り継がれてきた絣織物と紋織物の総称。
分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する
少量多品種の形態を取っている。
首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織、
花倉織、ムルドゥッチリ、手縞(てじま)、
煮綛(ニーガシ)芭蕉、花織手巾(ティサジ)
がある。
特に花倉織と道屯織は、首里王府の城下町として
栄えた首里のみで織られる王族や貴族専用の織物で、
花倉織は先染め紋織物、黄地、水地、紺地などの
無地や濃淡の配色が主流。
道屯織は琉球王朝時代には男性衣として用いられたが、
現在では着尺帯や小物類に使用されている。
絹100%
長さ約13m 内巾38cm(裄72cm前後まで 肩巾袖巾36㎝)
【 付属証紙 】
経済大臣指定伝統的工芸品
沖縄県伝統工芸品之証
沖縄県織物検査済之証
那覇伝統織物事業協同組合之証・首里織
染料:イタジイ・ミロバラン・化学染料
◆最適な着用時期 5月~9月の単衣・夏頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
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