商品番号:1420196
(税込)
【 仕入れ担当 吉岡より 】
古の琉球に思いを馳せて…
雄大な自然、おだやかな時間の流れ。
素朴な手のぬくもりを伝える、その風情。
深い草木の彩りで糸を染め、人の手で織る。
美しい花織の凹凸ある表情をお楽しみいただける
特選首里花織着尺のご紹介です。
ごくごく、シンプル。
かさなりあう色と、織によって表現されたひとの、こころ。
『首里の花織』、味わい深い表情を是非ご堪能下さいませ。
【色柄】
今回ご紹介するお品は『首里花織(ハナウイ)』によるお着物。
経糸(たていと)か緯糸(よこいと)、あるいはその両方を
部分的に浮かせ、小さな四角い点を花のように織り込んでゆく「花織」。
その文様美は、規則正しく整然と並び、
丹精込めて織り上げた織り手の心を伝えてくれます。
彩りは草木の彩りをうつして。
手に心地よいさらさらとして軽やかな質感。
上品な亜麻色の一色で織りなされた絹地には
ジンダマーを思わせる浮紋が一面に
細緻に織り描き出されて…
花織の凹凸によって生まれる陰影が奥行きを感じさせ、
大地に根ざした、深みを感じさせる色使いとあわさって、
民芸味とやさしいあたたかみを感じさせます。
帯合わせで様々に装っていただけますし、
こちらのお色でございましたら流行すたりなく
ご年齢も問わずに幅広くお召し頂けることでしょう。
琉球の織物ファンの方、末永くご愛用いただける方に
お届けさせていただきたく思います。
【 首里織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(1983年4月27日指定)
「首里の織物」として沖縄県の重要無形文化財にも
指定を受けている。
※1998年に重要無形文化財に指定されたが、
2022年3月に保持者・宮平初子の死去により
指定が解除、2023年に改めて再指定された
琉球王国の城下町として栄えた首里の地で
織り継がれてきた絣織物と紋織物の総称。
分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する
少量多品種の形態を取っている。
首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織、
花倉織、ムルドゥッチリ、手縞(てじま)、
煮綛(ニーガシ)芭蕉、花織手巾(ティサジ)
がある。
特に花倉織と道屯織は、首里王府の城下町として
栄えた首里のみで織られる王族や貴族専用の織物で、
花倉織は先染め紋織物、黄地、水地、紺地などの
無地や濃淡の配色が主流。
道屯織は琉球王朝時代には男性衣として用いられたが、
現在では着尺帯や小物類に使用されている。
絹100%
長さ:約13m 内巾38cm(裄72cm前後まで)
【 付属証紙 】
経済大臣指定伝統的工芸品
沖縄県伝統工芸品之証
沖縄県織物検査済之証
那覇伝統織物事業協同組合之証・首里織
製織:沖縄県伝統工芸士 上間ゆかり
染料:福木、相思樹、インド茜、桜
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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