商品番号:1543049
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
モダンなご意匠に、独特のフシ感。
無地場に至るまで大変味わい深いひと品…
この度は、おしゃれ帯のパイオニア的存在『杉村織物』より、
素朴で風合い豊かな袋帯をご紹介いたします。
帯地の風合いや、彩りを抑えた味わいある仕上がりは、極上の洒落味をもち、飽きのこない帯姿をお楽しみ頂けることでしょう。
他とは一線を画す、洗練された後姿をお楽しみください。
【 お色柄 】
程よいハリとしなやかな風合いを併せ持つ帯地。
節浮かぶ素朴な風合いを魅力的に惹き出す鳥の子色の落ち着いた帯地は
スペインの『マジョルカタイル』をモチーフにした美しい文様を織り出した作品でございます。
マジョルカタイルとは、正式な様式の名称ではなく、
多彩な色を用いて、凹凸のレリーフを施した装飾タイルの通称として使われています。
生成り色の地には、アクアグリーンのグラデーションを織り出しました。
マジョルカタイルのスタイルを踏襲した、鳥や花々、記号的な王冠の意匠が表され…
異国情緒たっぷりの表情に、外国を旅しているかのような心持ちにさせられます。
洋装の多い方にも馴染んでいただきやすいお品ですので、
お洒落帯をお探しの方へおすすめの一品でございます。
【 杉村織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.1130
1836年(天保7年)創業
渡文、帯屋捨松などと並ぶ、
通好みの帯を作る西陣の機屋。
江戸末期創業の帯屋で、縦糸や緯糸を波打たせ、
自由な発想で織られる「すくい織り」や、インドネシアの
染織布バティックを緯糸として織り込んだ「裂れ織り」など、
手織の技を駆使して次々に新しい商品を発表している。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.1130 杉村謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン カジュアルパーティー、芸術鑑賞、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 御召、小紋、織の着物など
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