商品番号:1541603
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
きものというお召し物。
その正統派の代表格となる千總友禅の一枚を仕入れて参りました。
着物をお召しになられる方、皆さまの憧れ。
それが千總。
生地からその意匠・構図、彩色、しっかりとした加工まで、
すべてにこだわりを持って制作された一枚。
流通ルートが限られておりますため
中々ご紹介は叶いません。
これぞ千總ともいえる正統派のひと品でございます。
製作数も限られております夏の一枚。
今回特別に買いつけてまいりました。
次回のご紹介がいつになるかわかりませんので
どうぞお早めにご検討くださいませ。
【 色・柄 】
白生地には五泉の駒絽地を使用しております。
五泉の駒絽は、越後(新潟県)の五泉市で産出される織物ですが、
五泉の織物の歴史は古くは五泉平(袴地)から始まり、
年間の平均湿度75%という絹織物にとって好条件に恵まれ、
現在は平絽・駒絽などの夏物白生地の品質が良く定評があります。
その駒絽地を、爽やかな水色から白藤色に暈し染め上げて。
意匠には扇面に秋草文を清雅な色彩にて描き出しました。
地色に映える金彩使いがやわらかな華やぎを宿したお着物となりました。
日本の美を、暑い夏の日にも存分に感じて頂けるひと品に仕上がりました。
凛と清らかにフォーマルシーンを彩ってくれることでしょう。
地風の醸し出す品の良さや染めの繊細さを楽しみ、
季節を装う贅沢をお届けいたします。
まさに唯一の存在感は、そこにただあるだけでも周囲の目を虜にし、
あまりの美しさに誰しもがため息をつくことでしょう。
【 千總(ちそう)について 】
1555年(弘治元年)創業
1937年(昭和12年)設立
時代で言えば室町の時代より、江戸、明治、
大正、昭和、平成、令和と連綿と友禅の技を
守り継承している京友禅の名門。
明治年間にはそれまで用いられていた友禅の下絵を、
十二代西村總左衛門が一新、岸竹堂を皮切りに、
今尾景年や幸野楳嶺など、近代京都画壇を
代表する画家たちにに依頼するなどして
友禅染の新時代を拓く。
技術開発にも積極的に取り組み、天鵞絨友禅、
写し友禅、刺繍の技術の粋を集めた大作を次々に発表、
国内外の博覧会で数々の賞を受賞。
美術染織品と呼ばれる分野のパイオニア。
戦時中は友禅染の技術保存のため研究所を設立、
戦後は伝統の技を活かし、着物に留まらない友禅の可能性を
現在に至るまで追求し続けている。
千總では養蚕から、製糸、生地の製織全て
日本国内で行っており、白生地の製織は作品の
魅力を最大限に引き出すため、丹後にある専属の
機屋でオリジナルのものを製織。
友禅の図案の製作を行う図案室があり、
専属の図案家が在籍、また歴史の中で
蓄積してきた約2万点にも及ぶ所蔵品がある。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
たちきり身丈186cm 内巾36.5cm(最大裄丈約69cm)
◆最適な着用時期 6月~8月の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、お付き添い、ご挨拶、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせる帯 袋帯、絽綴れ名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+14,300円(税込)
※刺繍・絞り加工がされている商品の場合は【湯のし1,650円→手のし3,300円】に変更となります。
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