商品番号:1541041
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
「有職織物」と「羅」で人間国宝に指定された喜多川平朗氏による、
有職織物唐織袋帯をご紹介いたします。
残念ながら喜多川平朗氏はすでに故人でいらしゃいます。
今後新たな創作品が生み出されることはなく、
一般にお品が多く流通しているようなものでもございません。
さらにはこの状態の良さ…。
お目に留まりましたらぜひともこの機会に…
そのあたりのお品は見尽くした方にも、自信を持っておすすめいたします。
この機会にどうぞコレクションのお一つにお加え下さいませ。
【 お色柄 】
絹艶美しい薄桜色の錦帯地に、唐織で優雅に舞い織り上げたひと品。
落ち着いた気品であらわされた亀甲に雪輪の意匠は、
高尚に満ち溢れた格調高い帯姿をお楽しみいただけます。
無地場に漂う緊張感、意匠の配置一つ狂えば、その調和は乱れ…
その調和故に、かくも格調高く、凛として。
唐織の味わいを程よく抑えた控えめですが確かな織り口で、
えもいわれぬ高級感を醸し出したまさに芸術のような織味に仕上がっております。
訪問着から付下げ、色無地、江戸小紋などとのコーディネートで、
一生ものの作品をご愛用いただきたく思います。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと畳皺がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
(桐箱に破損がございます。)
【 喜多川平朗(重要無形文化財保持者)について 】
【 生年・認定年・享年 】
1898年(明治31年) 7月15日生
1956年(昭和31年)重要無形文化財「羅」の保持者に認定
1960年(昭和35年) 重要無形文化財「有職織物」の保持者に認定
1988年(平成20年) 11月28日没 享年90歳
京都西陣織の老舗俵屋の17代目。
古代絹織物「羅」の復元や宮中の儀式などに使う
有職織物の第一人者。
日本伝統工芸会会員でもあった。
俵屋は江戸末期には有職織物も手がけており、
父である喜多川平八も西陣の名匠。
初め画家を志望し、1921年京都市立絵画専門学校日本画科を卒業。
その後、父の元で修業を開始し、同時に染織史や
染織技術史の研究を志す。
昭和天皇即位大典儀式用の装飾、装束織物をはじめ
伊勢神宮式年遷宮の御神宝織物、新築された国会議事堂衆議院、
貴族院の玉座や装飾織物などを製織。
宮中や神宮、神社への調達用の織物も数多く手がけた。
【 経歴 】
1898年 京都西陣機屋俵屋16代目喜多川平八の長男として生まれる
1921年 京都市立絵画専門学校日本画科を卒業する。
1927年 宮中装束調進の高田義男の要請により有職織物製織業を始める
1928年 天皇ご即位大典儀式用装飾、装飾織物を謹製する
1929年 第五十八回伊勢神宮式遷宮の御神宝織物を製作する
1931年 貴・衆議員の新築用の玉座その他の装飾織物を製作する
1953年 第五十九回伊勢神宮式年遷宮の御神宝織物を製作する
1956年 重要無形文化財「羅」の技術保持者に認定される
1960年 重要無形文化財「有職織物」の技術保持者に認定される
1967年 西陣織物工業組合の西陣織500年記念式典に当たり
文化功労者賞受賞。紫綬褒章受章。
1968年 キワニス文化賞 受賞
1970年 京都市文化功労者として表彰される
1973年 第六十回 伊勢神宮式年遷宮の御神宝織物を製作する
勲四等旭日小綬章を受章する
1974年 文化庁製作の記録映画「有職織物」喜多川平朗の技の撮影完了
1988年 11月28日没。享年90歳
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、お付き添い、お茶会、音楽鑑賞、お食事会など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、格高い小紋など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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