【人間国宝 故:喜多川平朗】 傑作有職唐織袋帯 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「唐華菱地鶏頭紋」 典雅、有職を織る 上品なお色柄!

商品番号:1496901

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【 仕入れ担当 岡田より 】

京都西陣織の老舗(しにせ)俵屋―
その17代目であり、昭和31年羅(ら)で、35年には
有職(ゆうそく)織物で重要無形文化財保持者(人間国宝)に
認定されました【 人間国宝 故:喜多川平朗 】氏による
特選の唐織袋帯のご紹介です。

最小限の色使いでありながら、印象に残るその風情。
無地場に漂う緊張感、調和のとれた意匠構成が、高尚で
格調高い和姿を演出してくれる仕上がりのお品。

付下や色無地、江戸小紋などのお着物とのコーディネートで、
有職織物の世界をお楽しみ頂けることでしょう。


【 お色柄 】
薄手に織り上げられた、白茶と金の混織の帯地に、
オフホワイトの絵緯糸による一面の唐華菱に、
蓬、樺茶、滅紫、香色などの彩りで鶏頭紋が
織りだされております。


【 商品の状態 】
やや使用感、中無地にうっすらと着用シワはございますが、
中古品としては、概ね状態の良いお品でございます。
ご了承の上、お目に留まりましたらお値打ちにお求めくださいませ。


【 喜多川平朗(重要無形文化財保持者)について 】

【 生年・認定年・享年 】
1898年(明治31年)  7月15日生
1956年(昭和31年)重要無形文化財「羅」の保持者に認定
1960年(昭和35年) 重要無形文化財「有職織物」の保持者に認定
1988年(平成20年) 11月28日没 享年90歳

京都西陣織の老舗俵屋の17代目。
古代絹織物「羅」の復元や宮中の儀式などに使う
有職織物の第一人者。
日本伝統工芸会会員でもあった。
俵屋は江戸末期には有職織物も手がけており、
父である喜多川平八も西陣の名匠。
初め画家を志望し、1921年京都市立絵画専門学校日本画科を卒業。
その後、父の元で修業を開始し、同時に染織史や
染織技術史の研究を志す。
昭和天皇即位大典儀式用の装飾、装束織物をはじめ
伊勢神宮式年遷宮の御神宝織物、新築された国会議事堂衆議院、
貴族院の玉座や装飾織物などを製織。
宮中や神宮、神社への調達用の織物も数多く手がけた。

【 経歴 】
1898年 京都西陣機屋俵屋16代目喜多川平八の長男として生まれる
1921年 京都市立絵画専門学校日本画科を卒業する。
1927年 宮中装束調進の高田義男の要請により有職織物製織業を始める
1928年 天皇ご即位大典儀式用装飾、装飾織物を謹製する
1929年 第五十八回伊勢神宮式遷宮の御神宝織物を製作する
1931年 貴・衆議員の新築用の玉座その他の装飾織物を製作する
1953年 第五十九回伊勢神宮式年遷宮の御神宝織物を製作する
1956年 重要無形文化財「羅」の技術保持者に認定される
1960年 重要無形文化財「有職織物」の技術保持者に認定される
1967年 西陣織物工業組合の西陣織500年記念式典に当たり
    文化功労者賞受賞。紫綬褒章受章。
1968年 キワニス文化賞 受賞
1970年 京都市文化功労者として表彰される
1973年 第六十回 伊勢神宮式年遷宮の御神宝織物を製作する
    勲四等旭日小綬章を受章する
1974年 文化庁製作の記録映画「有職織物」喜多川平朗の技の撮影完了
1988年 11月28日没。享年90歳

- 素材・サイズ

絹100%
長さ約4.3m(お仕立て上がり)
柄付け:六通柄

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン お付添、お茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇 など

◆あわせる着物 訪問着、付下、色無地、江戸小紋 など

※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。

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