商品番号:1535211
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
こっくりとした彩り、さり気ない輝き。
西陣の名門・まいづるが織り成す特選袋帯をご紹介いたします。
中でも「三眠蚕糸」を用いたハイクラス品を
目利きでお値打ちに仕入れて参りました。
お着物に一層の華やぎを加えるような…
贅沢に仕上げられた名品をご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
風合いは大変軽やかに織り上げられました。
本作は「三眠蚕糸」を用いた、まいづるさんの中でもハイクラスの帯です。
特別な繭、三眠蚕(さんみんさん)-
糸の細さは通常のまゆの二分の一で、
正倉院所蔵の絹織物と同等の繊細さを持ちます。
そのしなやかさは、他とは全く異なる極上のもの。
通常蚕は、四回脱皮した後に糸を吐いて繭を作りますが、
三眠蚕は三回脱皮した後繭を作る希少な品種です。
その糸は通常の絹糸に比べて細く艶があり、
しなやかな肌すべりを感じていただける素晴らしい絹布に織り上がります。
程よくシャリ感がありつつもしなやかな帯地は、
深みのある苗色と銀朱色を基調に段暈しを織りなして。
お柄には花七宝の意匠が一面にあしらわれました。
西陣の老舗・まいづるさんの意匠力が存分に活かされた秀逸柄です。
伝統を踏襲しつつ、ここまでモダンにセンス良く仕上げてしまう。
さすが老舗名門でございます。
幻想的な彩りの移り変わりは、おもわずうっとりと眺めてしまいます。
上質を知る大人の方に、ぜひご愛用いただきたい逸品です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 西陣まいづるについて 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.29
1907年(明治40年)創業
江戸時代に「松屋」の屋号で禁裏御所
(京都御所)の出入りを許された商家。
江戸時代中期に松屋儀兵衛が近江の国
(現在の滋賀県)より京都に出て、
呉服商を営みはじめたのが始まり。
江戸時代後期には高島屋や大丸と共に
京都の名店としての地位を確立した。
後、松屋七代目・舞鶴正七が西陣の地で
織元として新たに創業。
美しく魅力的な織物を作り続ける事、
世間から必要とされる織物を作り続ける事、
時代の変化に対応した織物を続けていく事を
モットーにものづくりをしている機屋。
主なブランドラインにゴブラン紹巴、
三眠蚕、耀虹螺鈿、琴糸織などの
シリーズがある。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、お付き添いなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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