商品番号:1517626
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
重厚感あるしっかりとした帯地、緻密な織技法、
その風合いだけでもただならぬ風格を漂わせます。
龍村美術織物より、唯一無二の風格溢れる一条を仕入れて参りました。
まずはどうぞご覧くださいませ。
【 お色柄 】
銘 『 天平狩猟文 』
しなやかに織りなされた飴色の帯地。
お柄には全通に渡って狩猟連珠文を織りなしました。
伝統と歴史。
奥深い魅力あふれる美術織物を、素敵なおきもの姿に。
名門の名に恥じない一目でわかる「龍村」の織美への感性。
お手元で末永くご愛用いただけましたら幸いでございます!
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと締め跡がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【 天平狩猟文錦(てんぴょうしゅりょうもんにしき)について 】
連珠文様の外に葡萄唐草文様、また内には豹を射る四組の騎馬人物を配し、
花樹、走る羊、走る鹿を配置するいわゆる狩猟文錦です。
大きい円文どうしの合間には、
獅子と尾長鳥を巧みに取り入れた菱形の文様が置かれております。
狩猟文錦も連珠文様も、ササン朝ペルシャ特有の意匠ですが、
この錦の文様は唐代にみられるササン朝ペルシャ式文様の典型的なものです。
【 龍村美術織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.644
1894(明治27)年創業
初代龍村平蔵氏より連綿と受け継がれた、「独創」
「復元」「美的感覚」の三要素を帯づくりの
基本精神に据え、古代織物の研究と復元を基盤に
美術織物という新しい分野を確立した。
帯に始まり、小物やタペストリー、緞帳など
その製織品は多岐にわたる。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%
長さ約4.35m
本袋縫い
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、お茶席、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせるお着物 洒落訪問着・付下げ、色無地、小紋、御召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています