商品番号:1525151
(税込)
【 仕入れ担当 戸高より 】
古来より受け継がれてきた、その有職織物。
今回ご紹介のお品は、その有職織物の正統なひと品。
美しいキモノなどの多数掲載のある、
名門機屋さんの逸品を仕入れて参りました。
まず、お値打ちに出回っているものとは質が違います。
存在感のあるしっかりとした意匠、緻密な織技法。
その風合いだけでも、ただならぬ風格を漂わせます。
納得の仕上がりは、ひと目で心惹かれる素敵なお品。
生地からこだわった本格派の一品、
是非ご堪能頂きたく存じ上げます。
【 お色柄 】
清雅な白色の
生経(きだて:生糸の経糸)地に綾なされた小葵文様。
その地にふうわりとした緯糸使いで、
五連蝶丸文をあしらって…。
無地場に漂う緊張感、調和のとれた意匠構成が、
高尚で格調高い和姿を演出してくれることでしょう。
付下げ、色無地、小紋などのお着物とのコーディネートで。
お茶席などにも向きの表情に仕上がっております。
【 機屋について 】
昭和45年4月、京都西陣の機業の4代目として生まれ、
幼い頃から機に触れて育ち、学校から職場に直接帰宅して
製織の手伝いをしながら技術を習得。
平成元年4月より織物の工程である糸染、整経など、
全てを復習し、更に技に磨きをかける日々を送る中で、
平成25年、日本伝統工芸近畿展にて自身が制作した作品が入選。
その後も技術の完成度を高める努力を惜しまず、
現在は顕紋紗の制作に力を注いでおります。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、お付き添い、お茶席など
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋など
★名古屋仕立て(税込9,350円※綿芯「松」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,650円※綿芯「松」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,650円※綿芯「松」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
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