商品番号:1524598
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
カジュアルな創作品、古くから街着や旅行着、
日常着として愛されてきた久留米かすりを
男物の長着にお誂えしたお品のご紹介です。
普段着の肩をはらない、ラフな装いでも
よきものをお探しの方に。
シンプルだからご年齢を問わずにお使い頂け、
素材のぬくもりが感じられる、肌触り優しい
仕上がりのお品で、流行り廃りなく末永く
カジュアルシーンに重宝して頂けることでしょう。
男物のお仕立て上がりのお品は中々ございませんので
お探しの方、お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
久留米絣らしいオーソドックスな濃藍の綿地に、
お柄には白、薄縹の絣を互い違いに横段状に
一面に織り上げております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
長襦袢につきましてはご着用には大きくは
差し障りございませんが、若干生地難(経キズ)がございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 久米島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
沖縄県無形文化財指定(1977年)
製作技術が重要無形文化財に指定(2004年)
久米島紬保持団体が重要無形文化財保持団体に認定
その技術が琉球王国時代以来の伝統を保つ、
製法は手作業による織物。14世紀末頃、久米島の
「堂の比屋(堂集落の長)」が明に渡り、養蚕の
技術などを学んだ事が始まりとされる。
糸は真綿からひいた手紡ぎの糸、染料は島内で採れる
主に車輪梅(ティカチ)、サルトリイバラ(グール)、
泥(媒染)、ナカハラクロキ(グルボー)、フクギ、
ヤマモモ、オオハマボウ(ユウナ)。
製織は手投杼を用いた手織である。
久米島紬の色の系統は以下
・黒褐色、茶系:グール(サルトリイバラ)とテイカチ(車輪梅)、泥
・青灰色、白灰系:ユウナ(オオハマボウ)を燃やした灰
・青丹、薄鶸系:ウージ(サトウキビ)
・濃青色、濃紺系:琉球藍
の彩りが最も多く、稀な彩りとしてはヤマモモとクルボー
(ナカハラクロキ)を用いた黄色系、媒染液によっては
ミョウバン媒染の赤味をおびた深みの黄色、泥による
鉄媒染の鶯色があり、近年は上記の他に椎の木、月橘、
月桃の植物染料を用いたもの、鉱業が盛んだった久米島の、
多彩な土を使っての新しい染色方法である千枚岩
(せんまいがん:フィライト)を用いた大地染などがある。
表:綿100% 縫製:手縫い
※人形仕立て(単仕立て)・棒衿
※藍はその特質上、摩擦や湿気による色落ちが生じやすくなっております。
藍が落ち着くまでに汗や摩擦で色が移る場合がございますのでその点ご留意くださいませ。
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
【 長着 】
背より身133cm(適応身長160cm~163cm) (3尺 5寸 1分)
裄丈71cm (1尺 8寸 7分) 袖巾36cm (9寸 5分)
袖丈49cm (1尺 2寸 9分)
前巾27.5cm (7寸 3分) 後巾33cm (8寸 7分)
【 襦袢 】
背より襦袢丈129cm(適応身長~159cm) (3尺 4寸 1分)
裄丈71cm (1尺 8寸 7分) 袖巾35cm (9寸 2分)
袖丈48.5cm (1尺 2寸 8分)
前巾32cm (8寸 4分) 後巾35cm (9寸 2分)
◆最適な着用時期 6月、9月の単衣の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き、普段着 など
◆あわせる帯 角帯、兵児帯 など
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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