商品番号:1524557
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
久米島紬としては珍しいデザインの
特選草木染紬、男物アンサンブルのご紹介です。
泥染の濃色が主だった色使いの久米島紬。
本品はその王道の泥染めベースの紬地に、
御絵図に見られる伝統的な絣柄ではなく
シンプルな横絣と格子を重ねたデザインのお品で、
流行り廃りはない、ご年齢を問わないお柄ですので
カジュアルシーンに末永く重宝して頂ける事でしょう。
【 お色柄 】
ややハリ感とフシ感のある地風の黒褐色の紬地をベースに、
樺茶色のみの配色で緯方向のシンプルな横絣と
格子が重ねて織りだされております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 久米島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
沖縄県無形文化財指定(1977年)
製作技術が重要無形文化財に指定(2004年)
久米島紬保持団体が重要無形文化財保持団体に認定
その技術が琉球王国時代以来の伝統を保つ、
製法は手作業による織物。14世紀末頃、久米島の
「堂の比屋(堂集落の長)」が明に渡り、養蚕の
技術などを学んだ事が始まりとされる。
糸は真綿からひいた手紡ぎの糸、染料は島内で採れる
主に車輪梅(ティカチ)、サルトリイバラ(グール)、
泥(媒染)、ナカハラクロキ(グルボー)、フクギ、
ヤマモモ、オオハマボウ(ユウナ)。
製織は手投杼を用いた手織である。
久米島紬の色の系統は以下
・黒褐色、茶系:グール(サルトリイバラ)とテイカチ(車輪梅)、泥
・青灰色、白灰系:ユウナ(オオハマボウ)を燃やした灰
・青丹、薄鶸系:ウージ(サトウキビ)
・濃青色、濃紺系:琉球藍
の彩りが最も多く、稀な彩りとしてはヤマモモとクルボー
(ナカハラクロキ)を用いた黄色系、媒染液によっては
ミョウバン媒染の赤味をおびた深みの黄色、泥による
鉄媒染の鶯色があり、近年は上記の他に椎の木、月橘、
月桃の植物染料を用いたもの、鉱業が盛んだった久米島の、
多彩な土を使っての新しい染色方法である千枚岩
(せんまいがん:フィライト)を用いた大地染などがある。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
※人形仕立て・棒衿
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
【 長着 】
背より身丈144cm(適応身長171cm~174cm) (3尺 8寸 0分)
裄丈75cm (1尺 9寸 8分) 袖37.5cm (9寸 9分)
袖丈50.5cm (1尺 3寸 3分)
前巾32cm (8寸 4分) 後巾35cm (9寸 2分)
【 羽織 】
背より羽織丈95cm(2尺 5寸 1分)
裄丈75cm (1尺 9寸 8分) 袖巾38cm (1尺 0寸 0分)
袖丈51cm (1尺 3寸 5分)
前巾(襠含む)31cm (8寸 2分) 後巾36cm (9寸 5分)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 角帯 など
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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