商品番号:1498468
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
白地に映える加賀友禅…
女流作家ならではの優しいタッチと意匠表現の繊細さ。
『澤田谿女』氏による単衣仕立ての特選本加賀友禅訪問着をご紹介いたします。
本加賀友禅作家の中でも1、2を争うビッグネームでもある鶴見保次氏。
その巨匠に師事されておりました、澤田谿女氏の創作された逸品です。
やわらかな佇まいを、どうぞ存分にご堪能下さいませ。
【 お色柄 】
さらり、とろん。単衣が涼しげな良質な絹地。
その地をぼんやりとやわらかな白に染めなし、
意匠には燐光を返す雨と淡き光を放つ紫陽花を描き出しました。
繊細で微細。
淡く、溶け入るような儚く幽玄な美しさを纏うその根幹には
匠の美しき感性、そのすべてが込められております。
瑞々しく、躍動感のある紫陽花の葉の先まで、ご覧いただきたく存じます。
着姿の美しさで、加賀友禅に勝るものはございません。
すでに本加賀のおきものをたくさんお持ちの方にも、
いつかは本加賀を一枚と思われている方にも、お勧めしたい逸品です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 加賀友禅について 】
加賀百万石の城下町には、古くから「加賀染」といわれる染色法がありました。
京の都で画期的な友禅染めを大流行させた宮崎友禅斎が晩年に加賀へ戻り、
その技法を伝えたことが、加賀友禅の基礎となったとされております。
特徴は五彩といわれる暖かな色彩に、花鳥山水を描いた絵画的な構図、
そして模様の外から内へぼかしをいれる技法。
加賀友禅作家の工房で10余年もの修行をして師匠に認めてもらえなければ、
作家として独立できないと言われるほどの厳しい世界。
熟達した感性と高度な技術。
写生を基本に描かれる本加賀友禅は、染め色の美しさや深み、
卓越したデッサン力と意匠の美しさを存分にご堪能いただける、特別なものです。
一貫してひとりの作家さんが仕上げますので、作家さんの感性や技術力、
まさに≪作家性≫とも呼ぶべきものを、あふれるように感じ取っていただけることでしょう。
【 加賀友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年5月10日指定)
石川県指定無形文化財
京友禅・東京友禅と並ぶ、三大友禅のひとつ。
現在は登録された作家により、加賀五彩といわれる
藍・えんじ・黄土・草・古代紫の加賀五彩を基に
糸目友禅のみで仕上げられる。
絹100% (縫製:手縫い)
※居敷当付き、背伏せあり
身丈(背より) | 157.5cm (適応身長162.5cm~152.5cm) (4尺1寸6分) |
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裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 44.5cm(1尺1寸7分) |
前巾 | 25.5cm(6寸7分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.5cm(1尺8寸1分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 単衣(5月下旬~6月、9月~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、ご挨拶、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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