商品番号:1524272
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
レアな一枚を仕入れることができました。
老舗【やまだ織】の塩沢紬、
それも柿渋染めの糸とぜんまい糸を使用した一枚をご紹介いたします。
優しく、やわらかな印象の一枚は、
袷にも単衣にもお仕立てしていただけ、
帯合わせ次第で様々に個性を発揮していただけます。
名門どころの作品ですので、着姿に確かな安心感を感じていただけることでしょう。
お目にとまりましたらどうぞお早め!
【 色柄 】
ふわり、やわらかな質感の紬地。
シックな黒の紬地には、
緯糸にぜんまい糸を織り込んで。
染物と比較して、だんぜん着用機会の多い織りのお着物にこそ気を使いたいものです。
シンプルな一枚はご年齢を問わず着こなしていただけますし、
帯や小物のコーディネートも自由にお楽しみいただけるおすすめの一品です。
ちょっと周りとは差のつく装いをお楽しみくださいませ。
どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 塩沢紬について 】
国の重要無形文化財である「越後上布」より受け継いだ技を絹織物に取り入れた塩沢紬。
経糸に生糸と玉繭糸、緯糸に手紡真綿糸を使用することで、
真綿特有の柔らかさもありながら、生糸の独特の上品さも合わせ持つ紬です。
本品は違いますが経済産業大臣指定、伝統的工芸品のマークが貼られる塩沢紬。
それは、以下の要件を満たすものだけに限られます。
・先染の平織
・たて糸に生糸・玉糸を使用し、よこ糸に
真綿手紡糸を使用する事
・よこ糸の打込みには手投杼を使用する事
・絣糸の染色法は「手括り」「手摺り込み」又は
「板締め」による事
【 本塩沢(塩沢お召し) について 】
産地:新潟県南魚沼市
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年12月15日指定)
本塩沢の証紙は塩沢織物工業組合(現加盟織元9社)
によって管理される。
・技術又は技法
一、先染の平織
一、たて糸の絣と、よこ糸の絣とを手作業により
柄合せし、絣模様を織り出す
一、地糸に使用するよこ糸は、米糊、蕨糊、布糊を用いる事
「のり付け」をした後「追ねん」をする事
一、絣糸の染色法は「手括り」・「手摺り込み」
「板締め」又は「型紙捺染」による事
一、シボ出しは「湯もみ」による事
本塩沢は、越後上布・塩沢紬・夏塩沢と共に
塩沢産地の代表的な伝統織物。
起源は寛文年間(1661年~72年)に堀次郎将俊による
強撚糸を用いた“シボ”のある強撚織物の考案、
近郷の婦女子に伝えた事が始まりとされる。
越後に伝わった縮織(明石ちぢみ)の手法を取り入れた
小千谷縮をもとに、その技術を絹に展開、さらに結城紬や
西陣お召の技術も吸収しながら現在に至るハイブリッドな織物。
右に撚った糸(S撚り)と左に撚った糸(Z撚り)を
交互に組合せ、湯もみすることによりシボが生まれる。
強く撚られた糸が戻ろうとする力が独自の凹凸を生み出している。
凹凸は肌への接触面積を減らし、さらっとした感触となるため
単衣の時期により好まれる。
絹100%
長さ12.4m 内幅39cm(最大裄丈74cm)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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