商品番号:1497209
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【 仕入れ担当 岡田より 】
特有のふうわりとした質感と品の良い色使いに感動。
肌ざわり、帯合わせ、小物合わせ、纏う方への心遣いが詰まった温かみのあるお着物。
さすが結城紬の名門【 奥順 】、という仕上がりです。
染ではなく、織だからこその味わい深い絵羽模様は、
シンプルでも柄合わせを丁寧に行っていくので、
中々創作する織元がございません。
いわゆる本場結城紬ではございませんが、
ふわっとしてやさしく、やわらかく、
結城紬ならではの独特の質感はたまりません。
無地感覚でお使いいただけますので帯合わせも様々に!
明るいお色目の帯で若やいだコーディネートに、
お年を重ねるごとに落ち着いたお色を合わせて。
薄地、濃地どちらのお色の帯とも相性がよく、
帯でさまざまな表情をお楽しみ頂ける事でしょう。
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
ふうわりと真綿のやわらかい地風そのままの
アイボリー地をベースに、お柄には香色、ライトベージュ、
猫柳、涅色(くりいろ:黒色にわずかに褐色のまじった
墨系のお色)の彩りの濃淡で、ごくごくシンプルな
横方向の縞暈しを織りあしらいました。
【 奥順について 】
1907年(明治40年)創業
創業以来産地の機屋と連携しながら、結城紬の
企画とデザイン及び販売流通を請け負う製造問屋。
また近年では従来のきもの生地に加えて、ショール、
服地など、新しい商品・生地開発を積極的に行い、
今の暮らしにとけこむ製品づくりにも尽力している。
明治40年 初代奥澤淳七が奥澤商店より分家独立、粟野屋奥順商店を創業
昭和21年 2代目奥澤順一氏が社長就任 奥順株式会社へ組織変更
昭和52年 日本博物館協会会員本場結城紬染織資料館「手緒里」設立 開館
平成18年 3代目奥澤順氏による創業100周年記念事業結城紬の
ミュージアム「つむぎの館」開館
平成25年 4代目代表取締役社長に奥澤武治氏就任
本場結城紬卸協同組合理事長、
結城商工会議所会頭などを歴任
令和3年 5代目代表取締役社長に奥澤順之氏就任
【 石下(いしげ)結城について 】
産地:茨城県常総市石下町(旧結城郡石下町)
真綿から動力を使い手引きした糸に、経糸はそこに
更に細い生糸を絡ませ補強したものを使用。
製織には動力織機を用いるが、絣が入る場合には
一本一本柄を合わせながら織り上げるため、
『限りなく手仕事に近い』製織方法である。
織り上がった布は本場結城紬と同様、糊抜き・
天日干しを経て、柔らかく着心地のよい地風となる。
本結城の軽くて暖かく、着心地が良いといった
特徴はそのままに、技術の合理化により価格を
抑えることで、手が届く結城紬として流通している。
産地の名を取って『いしげ結城』、また本結城との
差別化をはかり『真綿結城』とも呼ばれる。
【 結城紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1977年3月30日指定)
平織と縮織が茨城県無形文化財に指定(※1953年)
文部科学大臣指定重要無形文化財総合指定(1956年)
ユネスコ無形文化遺産への登録認定(2010年)
茨城県・栃木県を主な生産とする絹織物
茨城県西部の結城市と隣接する栃木県
小山市などで製織されている。
結城郡の旧石下町(現・常総市)にも
「いしげ結城紬」があり、手織のほか機械織
(力職機)による製織、糸も真綿手つむぎ糸、
石下の手紡糸、撚糸工場の強撚糸など様々である。
平織と縮織の2種類があり、現在の結城紬は
撚りのない糸を経と緯に使用する平織が主流で、
全体の約97%を占めるが、かつては横糸に
強撚糸を使い表面がちりめん状に仕上げられた
縮織が主流であった。
戦後昭和中期頃は縮織が結城紬全体の
約9割を占めていた。
元来は堅くて丈夫な織物であったが、絣の
精緻化に伴い糸が細くなってきたため、
現在は「軽くて柔らかい」と形容されることが多い。
本結城の工程は国の重要無形文化財で
「本場結城紬」は地域団体商標に登録されている。
【 歴史 】
1865年 初めて絣の結城紬が制作される
1873年 ウィーン万国博覧会出品
1953年 平織と縮織が茨城県無形文化財に指定される
1956年 4月24日重要無形文化財指定(平織のみ)
同時に従事者6名が技術保持者に認定
1961年 結城市を中心とした各市町村により
財団法人重要無形文化財技術保存会設立
1974年 NHK朝の連続テレビ小説で放映された
『鳩子の海』で一部結城市が舞台となり、
結城紬の知名度が高まる。
1976年 技術保持者6名の認定解除
保持団体の認定に変更
171名で本場結城紬技術保持会設立
同会が重要無形文化財「結城紬」の
保持団体として認定
1977年 3月30日経済産業指定伝統工芸品承認
結城紬伝統工芸士認
(この年の認定者は染2名、絣くくり6名、織り6名)
1986年 栃木県伝統工芸品
1988年 茨城県郷土工芸品の指定を受ける
2004年 品質検査の際に重要無形文化財の指定要件を
満たしていない反物にも「重要無形文化財指定」証票が
不正交付されていたことが明らかになり文化庁が保存会に
改善を指導
2005年 6月3日分の検査合格品より全反物が
「重要無形文化財」表記のない証票へと変更
2010年 ユネスコ無形文化遺産リストに登録。
2014年 小山市市職員「紬織士」の採用制度開始
絹:100%
たちきり身丈:170cm
(※160cm以上のご寸法をご希望の場合要お見積り)
内巾:38cm(広巾・裄72cm前後まで)
※八掛は付いておりません
【 付属証紙 】
本場結城紬卸商協同組合の証紙
奥順株式会社謹製
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアル寄りの格式のパーティー、芸術鑑賞、ホテルランチ など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの綴れの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解地入れ6,050円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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