商品番号:1523208
(税込)
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【 仕入れ担当 岡田より 】
琉球かすりの世界で、大正3年より50年以上もの長きに渡り研鑽を続けた大城カメ氏。
その技を継承した大城清栄氏、哲氏。
140年以上にわたって素晴らしい織物を織り上げる、
大城織物工場より、道屯織の特選品をご紹介致します。
お色柄はもちろん、証紙付きで状態もかなり良いひと品です。
お見逃しのないようご覧くださいませ。
【 お色柄 】
しなやかで、素朴に織り出された繊細な色合いの帯地。
暖か味のある黄土色を基調として、
道屯織を用いて段模様が織りなされました。
経糸を浮かして柄を表現するロートン織。
立体感のある地紋と品のある色合いが特徴です。
手織りのぬくもり溢れる素朴な印象を感じさせながら、
現代の街並みに馴染むセンスの良さがございます。
無地や格子などさりげなく着られるおきものを楽しまれている方にも、
昔ながらの伝統表現を楽しむとともに時代にあった感性で着こなせる帯として、
ぜひお手に取っていただきたいお品です。
太陽と海と大地に育まれた、琉球の感性。
あの豊かな環境でしか、この表現は完成しえなかったことでしょう。
あたたかな心によって織り上げられた、手仕事のぬくもりある作品です。
どうぞその奥行きの深さをお楽しみください。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたと思われます美品でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【大城織物工場について】
大城織物工場は、1879年大城ウシにより沖縄本島南部南風原に設立。
当時の織物は、自分たちの普段着を作る以外わずかな現金を得るための「兼業」。
1919年、3代目の大城清助が初めて織物を「専業」とし生活の糧にした。
その後の太平洋戦争(沖縄戦)で、家財や織物の道具はすべて焼失。
一面の焼け野原となり、唯一残ったのは「技術」だけであった。
5代目の大城哲(さとる)氏が「琉球絣」を受け継いでいる。
大城哲氏は1990年、父である4代目大城清栄の他界を期に、
27歳の若さで家督を継ぎ、初めて織物の世界へ足を踏み入れる。
祖母、大城カメは3代目・大城清助の妻、
大城カメ氏は『琉球絣』と言えば、この人といわれるほど有名な人物で、
山口 百恵さんの「赤い」シリーズの、沖縄で機を織る場面があり、その指導にあたったのもカメさんです。
彼女は常に新しい琉球絣の制作に力をそそぎ、『卓越技能賞(現代の名工)』、
『勲六等瑞宝章』等、数々の賞を受賞している。
残念ながら平成7年に80年の
生涯を終え他界したが、今でも『カメさんの琉球絣』は高い評価を受けています。
昭和10年に日本工芸会正会員に認定。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
絹100%
長さ約3.7m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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