【究極の夏のお着物!】 【下地恵康】 特選手績芋麻手織宮古上布 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「恋のかけ橋」 身丈154.5cm 裄丈64cm 添付資料あり

商品番号:1519758

¥680,000

(税込)

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【仕入担当 竹中より】

本当に貴重なお品をご紹介する事が叶いました…

輝きの島、宮古島で生まれた蝉の羽のように繊細で軽く、美しき布…
蝋を引いたような美しい光沢が際立たせる藍の色

手掛けたのは昭和の図案名人と呼ばれ、
伝統工芸士として当時最高の技術者であり、
宮古上布保持団体の代表を務められた【下地恵康】さんの藍染の特選宮古上布をご紹介致します。
(あの新里玲子さんがキャビンアテンダント時代に
 下地さんの工房を訪れ宮古上布を織り始めたというエピソードがございます。)

織物ファンの方に…
心よりおすすめのおひとつです。

【商品の状態】
リサイクル中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう
着用しわもごくわずかな、美品でございます!

お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!



【お色柄】

永い歴史を持ちながら…
存続が危ぶまれて久しい幻の織物、宮古上布。
着物好きが「いつかは」と憧れる、織りの宝でございます。

日本四大上布のひとつに数えられるなめらかな仕上がり。
400年前、琉球王朝から功績を認められて栄進した夫のために妻が上布を織り、
お礼の意味で王に献上したのが、宮古上布の始まりとされております。

格調高い品位にあふれ、昭和53年には国の重要無形文化財の指定を受けています。
宮古には、「宮古織り」「宮古麻織」「宮古苧麻布」「宮古上布」があります。
生地端に名前が織り込まれますが、それぞれ素材が異なってまいります。

今回ご紹介のお品は、もちろんのこと上記の最上位
経・緯糸:手績み苧麻糸(ブー)100% 「宮古上布」。
手績み苧麻糸を100%用い、丁寧に丁寧に、心を込めて創作されました。


「カーボン紙のような」とよく形容されるように、
薄く薄くハリがあり、そしてこの独特の蝋引きの光沢感…
草から績まれた一本の糸が人の手と手をつなぎ、
心と心を織り成してうまれた布。
芋麻の栽培、糸績み、織り、砧打ち、悠久の時をこえた伝承のいとなみ。
草木に染まり、風をはらみ、光を宿す大地の布だ。

母から娘へ、そしてその子に…
伝承の織りを引き継いでゆくという、単なる衣装を超えた、文化の世界。
逸品と称される他の産地の紬と同じように、宮古上布もまた、三代物。
およそ300年前、旧藩時代の上布が現在も保存されているほどです。
貢納布としての厳しい歴史、生業としての宮古上布づくりの難しさ。
職人の死亡や高齢化によって、年々「幻」となっていくその織り技。
心を込めて創作されたものであることを…
豊かな心に、感じとっていただければと願っております。

「恋のかけ橋」と銘された本品

雲取りに観世水 そして橋模様が浮かびあがります

細やかな絣がある部分では伸びやかな線を表現し
ある部分では曲線となりまた紗綾型もかっちりと
作り上げ 絣技術の熟練を物語ります



夏の織りものの、究極品と言えましょう。
自然の恵みと人の手の努力によって生まれた、美しい美しい宮古上布です。
どうぞ大切に、織りの逸品を堪能くださいませ。


【 宮古上布について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
文部科学大臣指定重要無形文化財(1978年4月26日指定)
2003年には宮古上布の原料となる苧麻糸の製造技術である
「苧麻糸手績み」が国の選定保存技術に選定された。

沖縄県宮古島市の宮古島で生産される、イラクサ科の
多年草である苧麻(ちょま:標準和名はカラムシ)の
茎の表皮の繊維から作った糸を主原料とする麻織物。
手績みの苧麻糸を経緯に用い、高機で製織される。

風当たりのない陽当たりの良い場所に植え、
有機肥料のみを与えて育てた苧麻を茎の根元からから刈り、
表皮を剥いで表皮の裏側にアワビの貝殻(ミミ貝)を
当ててしごいて繊維のみを採取。
採取した苧麻の繊維(生ブー)を指や爪で細く裂き、
結び目をつくらずに指先で撚りつなぐ手績みによって
経緯の糸を得る。
経糸は2本撚り、緯糸は1本撚りでそれぞれ専門化されており、
撚りつないだ糸は10算(ヨミ)くらいになると(長さにして
6000m)糸車で撚りかけをして仕上げる。
着尺1反分に必要となる糸は50算で、経、緯それぞれ
専門の績み手が1人で績むと半年を要する。

「東の越後、西の宮古」と呼ばれ、日本を代表する
上布である。

宮古上布の発祥は苧麻の原料に染色を施し、長さ11.4m、
幅40㎝、19ヨミの綾錆布と呼ばれる細目布で大名縞の
紺細上布であった。
後に、この麻織物と同じ技術で織り上げた織物を
宮古上布と呼び、以後二十数年間琉球王府へ献上された。

大正時代には高機等の大島紬の技術も導入され、
この時代に宮古上布は歴代で最高の技術を誇る。
その生産が第二次世界大戦により一時中断されたものの、
1948年には再開。戦後の生産量は1952年の2064反をピークに
減少を続け、2002年には10反にまで落ちこんだが、2006年には
約20反まで回復した。
現在の宮古上布は年間生産反数約20反で組合員は92名(H21年9月時点)
2000年に宮古織物事業協同組合が新規格を設け、これまでの
十字絣紺上布だけでなく草木染や太い苧麻糸を使った帯地なども
宮古上布に加え、組合において検査を実施し検査証の添付を行っている。

竹中 浩一

バイヤー
竹中 浩一

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090-4761-5225

日曜定休、休日は翌出勤日に対応させて頂きます。

- 素材

経緯手績み芋麻100%  (縫製:手縫い)
居敷あてなし 背伏せあり

- サイズ

身丈(背より)154.5cm (適応身長159.5cm~149.5cm)
(4尺0寸8分)
裄丈64cm(1尺6寸9分)
袖巾31.9cm(0尺8寸4分)
袖丈47.5cm(1尺2寸5分)
前巾26.1cm(6寸9分)
後巾29.5cm(7寸8分)

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67.4cm(1尺7寸8分) 袖巾33.3cm(8寸8分) 袖丈49.2cm(1尺3寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、女子会、街着など

◆合わせる帯 九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半幅帯、自然布の帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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