商品番号:1493733
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】」
冴えるような藍。
菱型に並ぶ創作紋様の美しき味わい…
数少なく、お目にすることすら叶わない希少な宮古上布。
お仕立て上がりでお値打ちに仕入れてまいりました。
より薄く、より繊細に織られた一品。
経縞は抑えられ、他のお品と異なる透け感で
その紋様を美しくみせるよう考え抜かれております。
目で見て、お召しになり、お楽しみいただきたい…
今年の夏は昨年を越える暑さだといいます。
うだる暑さのお共に最上の一枚を…
憧れの宮古上布をいつかは一枚とお考えの方、または通のお方、
この機会にどうぞコレクションにお加えくださいませ。
必ずやお喜びいただけるお品でございます!
何卒お見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄 】
紙のようでいてしっかりと衣な芋麻の不思議な質感…
そのお色を冴えるような藍で染めなし、
全面に古来の気品あふれる創作紋様を施しました。
まずは素材感をお楽しみください。
その上で纏ったときの軽さ…驚かれると思います。
じっとその地をご覧いただけましたら、
その織の繊細さ、紋様の澄んだ浮き上がりに
巧みのこだわりを感じていただけることと存じます。
年間に本当にわずかしか製作されないお品。
夏の上布、これ以上のものはございません。まさに究極のお品と言えましょう。
自然の恵みと人の手の努力によって生まれた美しい布、宮古上布。
お手元で末永くご愛用いただけましたら幸いでございます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
苧麻を使用しておりますので、
若干の糸切れなどで糸が出ております。
畳皺がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【 宮古上布について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
文部科学大臣指定重要無形文化財(1978年4月26日指定)
2003年には宮古上布の原料となる苧麻糸の製造技術である
「苧麻糸手績み」が国の選定保存技術に選定された。
沖縄県宮古島市の宮古島で生産される、イラクサ科の
多年草である苧麻(ちょま:標準和名はカラムシ)の
茎の表皮の繊維から作った糸を主原料とする麻織物。
手績みの苧麻糸を経緯に用い、高機で製織される。
風当たりのない陽当たりの良い場所に植え、
有機肥料のみを与えて育てた苧麻を茎の根元からから刈り、
表皮を剥いで表皮の裏側にアワビの貝殻(ミミ貝)を
当ててしごいて繊維のみを採取。
採取した苧麻の繊維(生ブー)を指や爪で細く裂き、
結び目をつくらずに指先で撚りつなぐ手績みによって
経緯の糸を得る。
経糸は2本撚り、緯糸は1本撚りでそれぞれ専門化されており、
撚りつないだ糸は10算(ヨミ)くらいになると(長さにして
6000m)糸車で撚りかけをして仕上げる。
着尺1反分に必要となる糸は50算で、経、緯それぞれ
専門の績み手が1人で績むと半年を要する。
「東の越後、西の宮古」と呼ばれ、日本を代表する
上布である。
宮古上布の発祥は苧麻の原料に染色を施し、長さ11.4m、
幅40cm、19ヨミの綾錆布と呼ばれる細目布で大名縞の
紺細上布であった。
後に、この麻織物と同じ技術で織り上げた織物を
宮古上布と呼び、以後二十数年間琉球王府へ献上された。
大正時代には高機等の大島紬の技術も導入され、
この時代に宮古上布は歴代で最高の技術を誇る。
その生産が第二次世界大戦により一時中断されたものの、
1948年には再開。戦後の生産量は1952年の2064反をピークに
減少を続け、2002年には10反にまで落ちこんだが、2006年には
約20反まで回復した。
現在の宮古上布は年間生産反数約20反で組合員は92名(H21年9月時点)
2000年に宮古織物事業協同組合が新規格を設け、これまでの
十字絣紺上布だけでなく草木染や太い苧麻糸を使った帯地なども
宮古上布に加え、組合において検査を実施し検査証の添付を行っている。
表:手績み芋麻 衿裏:絹(縫製:手縫い)
※居敷当なし、背伏せあり
身丈(背より) | 158.5cm (適応身長163.5cm~153.5cm) (4尺1寸8分) |
---|---|
裄丈 | 66cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 33cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 47.5cm(1尺2寸5分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.5cm(1尺8寸1分) 袖巾34cm(9寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 芭蕉布、上布、染め帯、博多帯、紬帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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