商品番号:1519407
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
織のお着物ファン、お着物通の方に人気の高い
本場黄八丈のご紹介でございます。
最近はその人気からほとんどご紹介のできない黒黄八。
織り上げ自体も少なく、相場も上がってきております。
今後のご紹介はどんどん少なくなっていくことと存じます。
またご紹介のできるうちにと思い仕入れてきたお品です。
黄八丈にしか出せないこのお色、お手元でご堪能いただければ幸いでございます。
お目にとまりましたらどうかお見逃し無くお願いいたします。
【お色柄】
黄八丈には大きく分けて、
『黄八丈』『鳶八丈』『黒八丈』の三色に分けられます。
本品は、『黒八丈』。
西條広吉氏の染めた糸が用いられております。
シックに落ち着いたなかにも、だからこそ感じられる深みと味わい。
お柄には格子柄が織り上げられました。
シンプルだからこそ伝わる、織の風情は…
味わい深く小粋な仕上がりとなっております。
手間ひまをかけてつくられたお品ですので、大事にお召しいただければ、
本当に長い年月を経ても変色することがなく、色の冴えを見せてくれますし、
飽きることなくお召しいただけることでしょう。
【 黄八丈について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1977年10月14日指定)
八丈島に伝わる草木染めの絹織物
その歴史は古く800年以前から納税品として納められ、
八丈島の名は「八丈織」から取られたとも言われる。
現在では後継者が少なく、黄八丈技術保存会が発足され
その技術者の保護にあたっている。
代表格である黄色の黄八丈の他に、黒を主にした
「黒八丈」、樺色を主とした「鳶八丈(とびはちじょう)」
がある。「ふしづけ」や「あくつけ」、「泥つけ」と
呼ばれる染めが特徴的で、糸染めに使う色は八丈刈安
(学名:コブナグサ)の黄、マダミ(学名:タブの木)の樺、
椎の木と泥染めを用いた黒の三色が主だった色で、八丈島の
厳しい自然の中で得られる染料が三色に限られた事に由来する。
製織には地機(じばた)が使われたが、現在はほぼ
高機(たかはた)による製織である。
伝統的な技術・技法
・先染めの平織り又は綾織りとする。
・よこ糸の打ち込みには、手投げ杼(てなげひ)を用いる。
・染色は、手作業による浸染とする。
※この場合において、染料は、コブナグサ、タブノキ又は
シイを原料とする植物性染料とし、媒染剤は木炭又は泥土とする。
他の地方で織られた類似品に米沢八丈、秋田八丈がある。
孤島で織られる着物好きの終着点。
絹100%
長さ約12.8m 内巾約38.5cm(最大裄丈約73cm)
黄八丈織物協同組合の証、経済産業大臣指定伝統的工芸品の証紙がついております
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン コンサート、芸術鑑賞、観劇、行楽、ショッピング、ランチ、女子会、街着など
◆あわせる帯 名古屋帯、染め帯、博多帯、紬帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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