商品番号:1485736
【 仕入れ担当 岡田より 】
黄八丈、といえば思い浮かぶその名。
山下家の【 黄八丈めゆ工房 】。
黄八丈といえば、の大家。
故:山下八百子の綾織による逸品のご紹介です。
八百子氏のお品の中でも珍しい織絵羽。
亡くなられてから二十有余年あまりたっており、
現存している作品も数えるばかりでございます。
特にこういった工芸品はもとより製織数も
かなり限定されていたお品ですので、八丈ファンの方、
八百子氏の作品のファンの方、工芸品コレクターの方
お見逃しなきよう、ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
八丈ならではのしなやかで強靭な紬地に
濃い黄朽葉色、鳶茶、紅樺の変わり縞と段違い紋、
綾織の細やかな市松地紋が重ねて織り描き出されております。
【 商品の状態 】
洗いに出されたと思われるしつけ糸が付属しており、
中古品としては概ね良好な状態でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 山下八百子について 】
本場黄八丈の染織作家
東京都指定無形文化財工芸技術保持者
山下家・染元6代目
東京・八丈島で代々本場黄八丈を作り続けてきた
山下家に生を受け、母で同じく本場黄八丈作家の
山下め由(やましためゆ)から本場黄八丈の
伝統技術を学んだ。
山下家のなかでも八百子は特に織りに
こだわりをもって作品を制作していた。
【 経歴 】
1920年 東京都八丈島生まれ
1931年 祖父である山下与惣右衛門から「黄八丈」の
指導を受け、その後母・山下めゆから学ぶ。
1938年 中之郷青年学級を卒業
1955年 日本民藝展に毎年入選
1982年 天皇陛下八丈島山下宅訪問
日本染織展入選
1984年 日本民藝展賞受賞
1986年 東京都無形文化財技術保持者に認定される
2002年 東京都名誉都民に選ばれる
2009年 死去
【 黄八丈めゆ工房について 】
山下め由が業所として1917年(大正6年)に登記
黄八丈の織り元として、昔ながらの方法を
踏襲し続けてきた山下家。
幕末の染師で染業にすぐれ官納品を手掛けた
山下家第21代目の山下与惣右エ門が孫娘の
山下め由に染業を伝授。
以来山下め由、山下八百子、山下八百子と
高い評価を受けており、3代揃って伝統的な手仕事と、
新しい生活工芸の発展をはかるために、暮らしに
役立つ健やかな工芸品の普及を目指す日本民藝協会の
「日本民藝館賞」を受賞。
染元6代目にあたる山下八百子は、1986年に
東京都の無形文化財保持者となる。
山下家の用いる糸は組合の物とは異なり、
染色後に直ぐに織りの工程に入るため
糸を寝かせる時間を持たないため、
非常に新鮮な色合いが出る。
【 黄八丈について 】
1977年(昭和52年)国の伝統的工芸品に指定
八丈島に伝わる草木染めの絹織物
その歴史は古く800年以前から納税品として納められ、
八丈島の名は「八丈織」から取られたとも言われる。
現在では後継者が少なく、黄八丈技術保存会が発足され
その技術者の保護にあたっている。
代表格である黄色の黄八丈の他に、黒を主にした
「黒八丈」、樺色を主とした「鳶八丈(とびはちじょう)」
がある。「ふしづけ」や「あくつけ」、「泥つけ」と
呼ばれる染めが特徴的で、糸染めに使う色は八丈刈安
(学名:コブナグサ)の黄、マダミ(学名:タブの木)の樺、
椎の木と泥染めを用いた黒の三色が主だった色で、八丈島の
厳しい自然の中で得られる染料が三色に限られた事に由来する。
製織には地機(じばた)が使われたが、現在はほぼ
高機(たかはた)による製織である。
伝統的な技術・技法
・先染めの平織り又は綾織りとする。
・よこ糸の打ち込みには、手投げ杼(てなげひ)を用いる。
・染色は、手作業による浸染とする。
※この場合において、染料は、コブナグサ、タブノキ又は
シイを原料とする植物性染料とし、媒染剤は木炭又は泥土とする。
他の地方で織られた類似品に米沢八丈、秋田八丈がある。
【Web限定販売品について】
Web限定のお値打ち価格にてご紹介いたします。
※本品はWeb限定販売品のため、実店舗・展示会への
お取り寄せは出来かねます。予めご了承下さいませ。
※本品はご注文をいただいてから、お取り寄せいたします。
お届けまでに1週間程度お時間を頂戴いたします。
その点ご了承くださいませ。
【 黄八丈について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1977年10月14日指定)
八丈島に伝わる草木染めの絹織物
その歴史は古く800年以前から納税品として納められ、
八丈島の名は「八丈織」から取られたとも言われる。
現在では後継者が少なく、黄八丈技術保存会が発足され
その技術者の保護にあたっている。
代表格である黄色の黄八丈の他に、黒を主にした
「黒八丈」、樺色を主とした「鳶八丈(とびはちじょう)」
がある。「ふしづけ」や「あくつけ」、「泥つけ」と
呼ばれる染めが特徴的で、糸染めに使う色は八丈刈安
(学名:コブナグサ)の黄、マダミ(学名:タブの木)の樺、
椎の木と泥染めを用いた黒の三色が主だった色で、八丈島の
厳しい自然の中で得られる染料が三色に限られた事に由来する。
製織には地機(じばた)が使われたが、現在はほぼ
高機(たかはた)による製織である。
伝統的な技術・技法
・先染めの平織り又は綾織りとする。
・よこ糸の打ち込みには、手投げ杼(てなげひ)を用いる。
・染色は、手作業による浸染とする。
※この場合において、染料は、コブナグサ、タブノキ又は
シイを原料とする植物性染料とし、媒染剤は木炭又は泥土とする。
他の地方で織られた類似品に米沢八丈、秋田八丈がある。
孤島で織られる着物好きの終着点。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
身丈(背より) | 167cm (適応身長172cm~162cm) (4尺4寸1分) |
---|---|
裄丈 | 66.5cm(1尺7寸6分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 22.5cm(5寸9分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.5cm(1尺8寸1分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ホテルランチ など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向けのデザインの綴れの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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