商品番号:1521233
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
滅多とご紹介のないお品。
昭和23年開業の老舗、
古くからの伝統技術や技法を受け継ぐ染工房かねだの二代目金田昇氏による、
まるで無地に見えるほどの細やかなお柄を染め上げた一枚をご紹介致します。
今回特に優れたお品を厳選して仕入れて参りました。
お目に留まりましたら是非お見逃しなく!
【 色柄 】
お色は落ち着いた灰色から薄青磁色へと暈し染め上げらたような…
その上に、雪吹のような意匠が染め上げられました。
整然と配された微細な模様…
江戸小紋の醍醐味をしっかりと味うことができます。
小物や帯とのコーディネートによって、時にはつつましく「上品」に、
またある時にはきりりと「小粋」に見える表情豊かな一枚です。
お道具としての一枚にはもちろんのこと、
お洒落着感覚での装いにも向きそうな表情が大変魅力的です。
【 江戸小紋について 】
伊勢型紙を白生地の上に置いて模様の部分を糊で防染し、
地色を一色で染めて糊を落とすと、模様の部分が白く残ります。
この技法で染められる小紋が、江戸小紋。
武士の裃(かみしも)として、また将軍や大名は各自専用の模様を定め、
それを留柄(他者が使うことを禁じた模様)としておりました。
やがて元禄時代には多様な文様が町人層に広がり、洒落着としても用いられるようになりました。
江戸小紋の紋様は、数千種あると言われております。
また型紙の長さは45cmほどですから、一反の着尺(約12m)を染めるには
何十回も型紙を送って染めなければなりません。
極型の江戸小紋を一分の狂いもなく送って糊付けするには、
これもまた熟練した技術が必要です。
シンプルなお柄のお品ではごまかしが効かず、
寸分の狂いも許されない高い技術が用いられます。
確かな技を持った匠が時間をかけて生み出した作品です。
【 金田昇について 】
東京染の伝統工芸士。
1948年(昭和23年)開業の老舗金田染工場で
古くからの伝統技術や技法を受け継ぐ染師。
初代 金田昇
1968年 全国小紋友禅コンクールに於いて、
東京都知事賞・中小企業長官賞等毎年受賞
1980年 日本きもの文化協会入選
1983年 東京伝統工芸士に認定
1986年 新人染織展覧会技術賞
1987年 第12回新人染織展覧会技術賞受賞作品「父から娘へ」
1988年 第13回新人染織展覧会技術賞受賞作品「清流」
入選作品「水面の輝き」
1989年 第14回新人染織展覧会技術賞受賞作品「飛翔」
1990年 第15回新人染織展覧会技術賞受賞作品「江戸の粋」
1992成 第17回新人染織展覧会入選作品「連峰“秋”」
日本経済新聞社賞受賞作品「神田川」
横浜シルク会館シルク展入賞
1993年 第18回新人染織展覧会技術賞受賞
二代 金田昇
1998年 全日本新人染織展技術賞入賞
伝統工芸品若手従業員奨励賞受賞
2000年 全国小紋友禅染色競技会産業局賞産業振興協会賞入賞。
2001年 青年技能者賞を受賞
現在 東京都染色工業協同組合員
【 東京友禅について 】
東京で製作される友禅染。
徳川家康が江戸幕府を開設した際、大名の
お抱えの染め師や絵師などが京から移り住み、
各種技術・技法が伝承され発展したとされる。
京都の京友禅、金沢の加賀友禅と並んで
三大友禅の一つ。
江戸友禅とも呼ばれ、江戸時代の町人文化の粋や
侘びの影響が色濃く影響しており、雅な模様を
華やかな色づかいで表現する京友禅に比べて、
藍、茶、白などの渋くあっさりとした色彩が特徴。
制作工程は京友禅のように分業化されておらず、
1人の友禅師が構図、下絵、糸目置き、色挿しを行う。
絹100%
長さ12.5m 内巾37cm(裄丈70cmまで)
白生地には、特選丹後ちりめん地を使用しております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 街着、観劇・芸術鑑賞、お食事、和のお稽古、旅行、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
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