商品番号:1508286
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
明治以降庶民の衣服として広く愛されたその風合い。
素朴でぬくもりがあり…
深く奥行きのあるお色が着姿をきりりと引き締める。
街着や旅行着、日常着としてさっそうと
お召しいただきたい久留米かすりのご紹介です。
実際に見て触れていただきたく存じます。
藍の香りに、美しい色、上質な綿の手触り、
かなりのこだわりを持って創作されたことがすぐにおわかりいただけることでしょう。
お値打ちにご紹介させていただきます。
ぜひこの機会をお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
深い紺の風車の絣模様が織りだされました。
昔から絣は、洗えば洗うほど美しくなると言われています。
これは、柄の色と地の色がぼかしの様に色移りすることによって、
着れば着るほど、「味」が出てくることから言われます。
【 久留米かすりについて 】
『伊予絣』、『備後絣』とともに日本三大絣の一つともされる
綿織物で御座います。久留米絣は、19世紀初めに一切れの木綿の
古い布のかすれた糸をヒントに、12歳の少女、井上伝によって
はじめられたとされております。
その後、現在の福岡県南西部にあたる
久留米藩が産業として奨励したことにより、
絵絣技法や、小絣技法といった改良工夫がすすみ、
久留米絣は、大柄小柄絣、そして
絵絣等、他に類のない特徴的な技術を持った
木綿織物として発達して参りました。
絣図案を作り、経糸、緯糸ごとに整経、
絣括り、織締めの作業を経て、
染色して作った絣糸を用いて、
絣柄を手で合わせながら織り上げていくその過程。
ひとつひとつの行程が、人の手によって重ねられていきます。
藍は、徳島産のすくもを使い、木灰汁で天然醗酵させた正藍染め。
二百年の伝統を誇る久留米絣。国指定の重要無形文化財に指定されており、
経糸と緯糸が織りなす綿の芸術に、時代を超えて多くの人を魅了します。
-----------------------------------
※汗や摩擦でほかのお品に色移りする可能性がございます。
洗濯の際には他のものと分けて洗ってください。
また、長時間の浸漬やぬれたまま放置は避けてください。
-----------------------------------
【 久留米絣について 】
文部科学大臣指定重要無形文化財(1957年4年25日)
経済産業大臣指定伝統工芸品(1976年6月2日指定)
福岡県南部の筑後地方一帯で製造されている絣。
1800年頃に現在の福岡県・久留米藩の井上伝という
少女が、久留米絣の織り方を発案。
伊予絣、備後絣とともに日本三大絣の一つともされる。
現在では着物の範囲にとらわれず、ストールや
トートバッグ、スニーカーといった製品の素材
にも用いられている。
織機(動力機)と手織のお品があり、
手織のものも、伝統工芸品と重要無形文化財技術の
二種がある。
重要無形文化財指定認定条件
以下の条件を満たしたもの
・手括りによる絣糸を使用すること
・純正天然藍で染めること
・なげひの手織り織機で織ること
綿100%
長さ約12.3m 内巾36cm(裄丈68cmまで 肩巾袖巾34㎝)
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 街着、行楽、カジュアルなパーティーなど。
◆あわせる帯 洒落ものの袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[バチ衿]
水通し4,950円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)で承ります。
[広衿]
水通し4,950円+ポリエステル衿裏880円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)で承ります。
※綿の着物は地厚な生地のため、裏地なしの単衣仕立てとなります。単衣仕立てで冬の季節にもお召しいただけます。袷仕立てをご希望の場合にはお問い合わせくださいませ。
※背伏せなし(背は袋縫い)・ポリエステル糸でのお仕立となります。
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
※「水通し」は、お仕立て前に生地の糊を落とし、ふっくらとした風合いに仕上げるために行う工程です。
この商品を見た人はこんな商品も見ています