商品番号:1508660
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
木綿の至宝…
重要無形文化財技術保持会員 故・山村順吾氏の作品をご紹介いたします。
日本工芸会正会員の山村省二氏のお父様です。
手括りの糸に、本藍染め、そして高機による手織り…
どこまでも人と藍の愛情に溢れたお着物のご紹介です。
通のお方に自身を持って勧めさせていただきます。
さらにはこのお値段、お目に留まりましたら是非お見逃しなく!
【 お色柄 】
深い藍色に染められた糸で織り上げられた深みあるお色。
綿ならではの柔らかなその地に織り上げられた城郭の意匠。
シンプルながら、いつまでも見ていても見飽きるということのない奥行きあるお色。
時代を超える伝統の匠技。
素朴な中にも粋で凛とした…独特の情趣かおるひと品です。
末永く、まさに流行りすたりなくお持ちいただけますので、
工芸品として、必ずやご満足いただけることと存じます。
【 商品の状態 】
巻終わり30cm前後にヤケがございます。
大きく目立つものではございませんのでお手元でご確認の上、お値打ちにご活用くださいませ。
【 久留米絣について 】
久留米がすりには200年の歴史があります。
江戸時代(1800年頃)に現在の久留米に住んでいた井上 伝という女性により考案されました。
「山藍」の久留米絣は、藍建て(藍草と発酵させて染料にすること)をし、
糸から染めて手織りする、数少ない本藍染手織元。
図案に合わせて括った白い木綿糸を、何度も藍に浸け濃い色に染め上げ、染分けた糸を手織りします。
一反の久留米絣ができるまで約3ヶ月、30以上もの工程を経て完成です。
手間ひまかけて織られた久留米絣だけが持つ手仕事の温もりはまさに「普段着の贅沢」。
天然藍の上品で深い色合いと素朴な風合いに根強いファンがいます。
藍は生き物。
常に色や泡の具合を見たり、舌で味わうなどして最高の状態に保っておかなければならないといわれます。
このような、人々の手仕事が積み重ねられて生まれるのが久留米絣でございます。
【 久留米絣について 】
文部科学大臣指定重要無形文化財(1957年4年25日)
経済産業大臣指定伝統工芸品(1976年6月2日指定)
福岡県南部の筑後地方一帯で製造されている絣。
1800年頃に現在の福岡県・久留米藩の井上伝という
少女が、久留米絣の織り方を発案。
伊予絣、備後絣とともに日本三大絣の一つともされる。
現在では着物の範囲にとらわれず、ストールや
トートバッグ、スニーカーといった製品の素材
にも用いられている。
織機(動力機)と手織のお品があり、
手織のものも、伝統工芸品と重要無形文化財技術の
二種がある。
重要無形文化財指定認定条件
以下の条件を満たしたもの
・手括りによる絣糸を使用すること
・純正天然藍で染めること
・なげひの手織り織機で織ること
綿100%
長さ約11.2m 内巾約36cm(最大裄丈68cm)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、街着、ランチなど
◆あわせる帯 九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[バチ衿]
水通し4,950円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)で承ります。
[広衿]
水通し4,950円+ポリエステル衿裏880円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)で承ります。
※綿の着物は地厚な生地のため、裏地なしの単衣仕立てとなります。単衣仕立てで冬の季節にもお召しいただけます。袷仕立てをご希望の場合にはお問い合わせくださいませ。
※背伏せなし(背は袋縫い)・ポリエステル糸でのお仕立となります。
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
※「水通し」は、お仕立て前に生地の糊を落とし、ふっくらとした風合いに仕上げるために行う工程です。
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