商品番号:1520569
【 仕入れ担当 戸高より 】
艷やかな表情、美しく高雅な織美。
流石は観世流の能装束を手がける名門【 有職織匠・錦松織物 】。
室町後期に中国より伝来した唐織の技術を
真摯に現代に継承する西陣の老舗でございます。
新品となると、ほとんど市場には出回らず、
この度何とか懇意にしている問屋さんより期間限定での仕入れが叶いました。
滅多とご紹介のできない名門の引箔本袋の逸品
美しき匠の芸術をご覧くださいませ。
【 お色柄 】
お手に触れて頂ければわかるかと存じ上げますが、
重厚な見た目に反して大変軽やかでしなやかな質感に仕上がっております。
さらりとした質感の唐絹の帯地は白鼠色に銀糸を織り込み唐花模様を表して。
軽やかな風合いの帯地に、高雅な金銀糸に爽やかな絹糸を用いた
繊細に織り成された四神を込めた鏡裏の意匠。
キリッと映えるモダンな配色が醸す、
奥ゆかしきムードが立ち込めた素晴しきひと品でございます。
お色使いもしっとりと品良く、大人の女性の品格ある帯姿に、
これほどふさわしいお品はないことと思います。
お着物に精通している方におすすめ致します。
留袖、訪問着、付下げ、色無地などのお着物とのコーディネートで
この帯の放つ吉祥性、存在感をご堪能下さい。
【 錦松織物について 】
初代から数えて130年以上…。
宮内で使用される有職織物から始まり、能装束、そして帯の世界へ。
今では流行に左右されることのない
本物を作り続ける数少ない機屋さんでございます。
その老舗名門の織りなす引箔と本袋の技法を用いた逸品でございます。
【 引箔について 】
三椏(みつまた)や楮(こうぞ)で作った和紙に目止めをし、
その上に金箔、銀箔、プラチナ箔、真珠、らでん、漆など、大変
高価な素材を使ってさまざまな柄を作ったものです。
その薄い金銀箔を張った無地のものや、漆に顔料を混ぜて多彩な色を出したもの、
それらを組み合わせて模様を表したものを極細に裁断し、それを一本一本丁寧に
織り込んでゆきます。
和紙に片面だけ色柄を付けたものなので、裏返ると土台の紙が見えてしまう
大変難しい作業。したがって「引箔」を織り込む場合は一度「機」を止めて
ヘラで一本一本引き揃えるように織り込まなければなりません。
【 本袋について 】
ご存知の通り、高級品にのみ許されるのが、「本袋」。
表地と裏地を同時に、輪のように織り上げる帯のことでございます。
基本的に、表の地組織と裏の地組織は同じ様にいたします。
なぜなら、表裏の織巾が合わなければ帯にならず、縫い袋のように、
表裏別々に織って後で縫い合わせるわけにはいかないからです。
表裏同時に、輪のように織り上げる本袋帯。
織り場では、織りあげつつあるお柄を見ることができません。
したがって織人の熟練した技術が必要とされますし、大変難しい織物です。
縫い袋を織る職人さんは現在でもまだまだ居られますが、
本袋を織りこなす職人さんは、かなり限られてきております。
絹70% ポリエステル10% 指定外繊維10% レーヨン10%
長さ4.35m(御仕立て上がり時)
耳の縫製:本袋の為ございません
おすすめの帯芯:綿芯
柄付け:六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、ご挨拶、
ご入卒・七五三のお付き添い、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせるお着物 留袖、訪問着、付下げ、色無地
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