“Web限定!” 【林宗平工房】 【三代目 林秀和】 傑作越後本麻上布着尺 ~古代越後上布~ 【原始古代布 羽越しな布】 特選手績み科糸織 本藍染全通八寸名古屋帯

商品番号:1507202

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【 仕入れ担当 中村より 】
織物通の夏の憧れ…越後上布。
その希少性は、ご説明申し上げるまでもないことでしょう。
ましてや林宗平のお品はここ室町でも本当に数えるほどしかございません。

1955年に小千谷縮とともに国の重要無形文化財第一号に指定された越後上布は、
2009年さらに、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

織のお着物通ならばご存知、越後六日町・林宗平氏の
『林宗平工房』より
重文指定を受けたものと比べて
お値打ちにお届けが可能なタテ糸にラミー(機紡糸)を用いたお品のご紹介でございます。

重要無形文化財指定は受けられませんが、その風合いはほとんど変わりなく、
シャリ感や風通しの良さはそのままでお召し頂ける一枚です。

三代目林秀和氏の手掛けた希少な逸品。
秀和氏は宗平氏のお孫さんでございます。
夏らしい爽やかな色彩をご堪能いただける一枚。

今回は日本三大古代布のひとつに数えられる織物、科布(しなふ)の
藍染八寸帯とのコーディネートセットをご紹介。
夏のお洒落ものとしては最高クラスの逸品。
どうぞこの機会に最高級の夏の装いをご堪能くださいませ。


【 お色柄】 
[着物]
銘「夏の風」
麻の素材感ある生地は、爽やかに夏を楽しんでいただけるナチュラルな白色。
黄色の縞模様が浮かぶその麻地には、
葡萄色の十字絣、風車模様の絣が表現されております。
民芸的にも、すっきりと都会的にも、帯合わせをお楽しみいただけます。


[帯]新潟県と山形県で採れる「科」。
その強靱さ、耐水性、通気性、織り目の美しさと素朴さ。
人の心の通ったあたたかさは、現代の人々の感性に訴えるものがございます。
科糸特有の茶色の上から、
藍染による唐草模様を表現して。
自然の素朴さを感じていただける一条に仕上がりました。




【 科布について 】
シナノキ(科の木)の樹皮を細かく裂いて績まれる科糸。
それを用いて織り上げた布が「科布」です。
その歴史は縄文・弥生時代にまでさかのぼり、
9・10・13世紀には文献にも登場、かつてはかなりの量が生産され、
衣類として需要があったものと考えられております。

山間の村々で織られていた科布。
大麻布や苧麻布の普及によって織り上げ数が少なくなり、
江戸時代に木綿栽培が始まるとより一層生産地が減少、
さらに第一次世界大戦後には風前の灯火、
もはや新潟県と山形県の一部にしか残らなくなりました。

その織り上げは、一年がかり。
木を切り、皮をはぎ、水につけ、煮る、洗う、裂く、績む、撚りをかける、織る。
20以上の工程を経て、はじめて布になります。
丹精込めた手仕事で作られますので、大変希少価値の高い織物と言えましょう。
市場にもほとんど出回りません。

その特徴は、ざっくりとした素朴な手触り、自然な色合い。
大変軽くて通気性に優れ、水に強く、陽射しによる変色の心配もございません。
使い込むほどに木肌の艶がでてまいります。


【 重要無形文化財 越後上布 について 】
産地:新潟県魚沼地方
重要無形文化財総合指定第1号
ユネスコ世界無形文化遺産指定

現在では新潟県南魚沼市、小千谷市を中心に生産される
苧麻(ちょま、からむし)を原料とする織物

新潟県魚沼地方では、湿度の高い雪国の自然環境、
風土が麻織物の生産に適していたため、古来より
農閑期の冬仕事として、受け継がれており、
その歴史は非常に古く、1200年前の奈良時代
天平年間に織られた麻布が正倉院の宝物として
保存されている。

江戸時代には幕府御用となり、天明から文化期の
最盛期には 年間20万反もの生産高に及ぶ
一大産業であった。

明治時代以降は近代化とともに工業化が進み
古来からの 形態で生産される製品が激減。
貴重な技術を絶やさぬため、小千谷と塩沢の
両産地によって技術保存協会が設立。
後、1955年(昭和30年)5月12日に
国の重要無形文化財総合指定第1号に指定された。

また、2009年(平成21年)9月30日に、
ユネスコ(国際連合教育科学文化 機関)の
無形文化遺産に登録。
日本の染織技術としては第一号となる。

越後上布の素材である糸は、まず苧殻を抜き、
上布の原料となる皮の肉質をそぎ落として
繊維だけを取り、それを爪と指先で裂いて
より合わせてつくる。
緯糸は一反分を仕上げるのに約3ヶ月、
経糸は7ヶ月かかる。
糸作りのできる職人が減り、現在重要無形文化財の
認定を受ける「越後上布」の年間生産反数は
ごくわずかとなった。

越後上布・小千谷縮布の重要無形文化財指定要件は下記

一、すべて苧麻を手績みした糸を使用すること
一、絣模様をつける場合は手くびりによること
一、いざり機で織ること
一、しぼとりをする場合は湯もみ、足ぶみによること
一、さらしは雪晒しによること

中村 浩二

バイヤー
中村 浩二

商品・お仕立てのこと、お気軽にご相談ください!
090-7493-2255

日曜定休、休日は翌出勤日に対応させて頂きます。

- 素材・サイズ

[着物]
麻100%(経糸:ラミー糸 緯糸:手積み苧麻)
長さ約13.3m 内巾約38.5cm(裄最長約73cm)

[帯]
科100%  長さ3.6m~3.7m(お仕立て上がり時)
お柄付け:全通柄
製織:布四季庵

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、行楽、お食事会、お出かけ、趣味のお集まりなど

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て料金はこちら
特殊地入れ11,000円+麻衿裏6,600円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
・ポリエステル糸でのお仕立てとなります。
 絹糸での縫製ご希望の場合は、その旨必ずご指示下さい。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)

八寸帯を直接お仕立てされる方はこちら
(手かがり仕立て)


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