【シルバーウィークSALE】 【田中勲】 特選本加賀友禅袋帯 ≪御仕立て上がり・新古品≫ 「麗彩花紋」 麗しき加賀の魅力… ふわり、香り立つ美しさ…

【　仕入れ担当　田渕より　】
染料を筆に含み、絹地にそっとのせる。
その瞬間の水分の広がり、それがそのままに感じられるような…

本加賀友禅作家、田中勲氏による特選袋帯をご紹介致します。
本加賀ファンの方にも、そうでない方にも自信を持っておすすめいたします。
どうぞご覧下さいませ。


【　お色柄　】
しっとりと肌にやわらかく、それでいてさらりとなめらかな帯地。
地色は淡いグレーの濃淡で染め上げられ、銀通しの煌きが優しく呼応して…

柔らかな彩りの中、そっと冴える麗しい花意匠。
その配色の美しさに思わず見惚れてしまいます。
繊細な彩りは、本当に瑞々しく仕上がっております。


【　商品の状態　】
未着用の新古品として仕入れてまいりました。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【　加賀友禅について　】
加賀友禅は　京友禅が流麗な集合配列模様であるのに対し、
落ち着きのある写実的な草花模様を中心とした絵画調の柄を特徴としております。
それは加賀の武家文化、京の公家文化、それぞれの社会背景に与えられたことによると考えられております。
絵画調の柄を特徴とする加賀友禅は写実性を強めるため、
白上がりの線の太し細しの変化が装飾効果も高めています。

ボカシや虫食いの技法もよく使われ、京友禅が内側から外側にぼかして行くのに対し、
加賀友禅は逆に外側から内側に向かってぼかして行くのが特徴になります。

主な工程だけで9つ。
その全ての過程で熟練の技術が求められ、大変高い価値をもった、日本を代表する伝統工芸品でございます。

【　加賀友禅について　】
経済産業大臣指定伝統的工芸品（1975年5月10日指定）
石川県指定無形文化財

京友禅・東京友禅と並ぶ、三大友禅のひとつ。
現在は登録された作家により、加賀五彩といわれる
藍・えんじ・黄土・草・古代紫の加賀五彩を基に
糸目友禅のみで仕上げられる。