商品番号:1561317
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【 仕入れ担当 田渕より 】
縄文の昔より人々の生活に寄り添い、原始布として伝わる科布。
その希少性と歴史的背景から「幻の布」と称されることもある特別な存在です。
途方もない手間と時間を要する工程を経て生まれるこの布は、
古代の人々の知恵と自然との共生の象徴といえます。
中でも六通に渡り捩り織を施したハイクラス品、
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
ざっくりとした太糸で織りなされたナチュラルな帯地。
自然そのものを感じさせます。
お柄には目を大きくしてより透け感をもたせ、段模様を織りなしました。
力強い木質繊維ならではの張りと、独特の風合いが織り成す景色は、
絹や麻では味わえない野趣に満ちています。
装飾性を排した簡素な中にも、原始布ならではの迫力と存在感が際立ちます。
大自然の息吹を纏うかのような力強さ、
夏の装いに清涼感を添えるだけでなく、唯一無二の個性として存在感を放つ逸品。
悠久の時を超えた原始布の息づかいを、現代の装いに重ねてお楽しみください。
【 科布について 】
「シナノキ」や「オオボダイジュ」の
樹皮からつくられる日本最古の織物のひとつ。
葛布・芭蕉布と並ぶ日本三大古代布。
樹皮から採れる靭皮繊維をはぎ、灰汁で煮て薄く裂き、
出来上がった糸を織り上げる。
茶褐色をしていて粗剛で織り目はあらく野趣に富み、
通気性がよく、軽く、水濡れにも強く、使いつづけるほどに
味わいが増す。
現在は新潟県や山形県の一部地域のみで生産されている。
科100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
六通柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、行楽、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 織の着物、小紋など