商品番号:1558044
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
琉球王朝の伝統を継ぎ、沖縄の風土と心を織り込む…
日本工芸会正会員、大城一夫氏による
手花を込めた南風原花織九寸帯のご紹介です。
込められたのは、南風原の豊かな自然、織り手の情熱、
そして時を超えて継がれる伝統の響き。
手織りの温もりと沖縄特有の色彩感覚が共鳴し、
装う人の心にそっと寄り添います。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
心地良い張りを持つ、紅藤色の紬地。
その地に多彩な花織の文様が浮かびます。
清涼感のある配色が、織りの中で響き合い、
まるで南国の風が帯を渡っていくような軽やかさを感じさせます。
伝統の花織模様が整然と、しかしどこか自由に織り出され、
幾何文様と植物的なやわらかさが絶妙なバランスで構成されています。
南風原の風を織り込み、沖縄の光を色糸に込めて表現した一条。
伝統に根ざしながらも、唯一無二の創造性を帯び、
日常の装いに特別な彩りを添えるだけでなく、
装うことで織りの物語をまとう、そんなひとときを与えてくれる逸品です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
絹100%
長さ約3.6m
お太鼓柄
※パールトーン加工済み
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。