商品番号:1558145
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
澄みわたる海、やわらかな風、そして実り豊かな大地――
おだやかな時間の流れの中で、
やさしい色彩と豊かな風合いが紡がれていきます。
古より、着物好きの心を惹きつけてやまない琉球の伝統織物。
今回は、竹工房・宮城竹子氏が手掛けた花織の九寸帯をご紹介いたします。
無駄のないすっきりとしたデザインを、
抜群の色彩感覚で昇華させた都会的な佇まい。
さらに手花織をあしらった、格上の仕上がりでございます。
静かに、しかし確かな存在感を放つ一本。
どうぞこの機会にお手元で、その美と技をご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
薄く軽やかに織り上げられた、しゃりっとした質感の帯地。
地色は黒に近い深い濃紺で、うっすらと細やかな縞が織り出され、
その上に手花織で螺旋状の菱文が表されています。
琉球織物に見られる民芸調の趣はあえて抑え、
すっきりとした現代的なデザインに昇華。
地色に冴える彩りが、より一層の洗練を添えています。
熟練の職人たちが守り続ける手技の結晶。
その温もりある風合いを、現代の感性で受け継ぎながら、
末永くお楽しみいただける一本でございます。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
絹100%
長さ約3.6~3.8m(お仕立て上がり時)
お太鼓柄
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事、街歩きなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物など
★名古屋仕立て(税込9,350円※綿芯「松」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,650円※綿芯「松」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,650円※綿芯「松」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。