商品番号:1557901
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
京の中でもひときわ厳格に、「染め」の美を極め続ける老舗染匠。
その名匠が手がけた、静謐にして洗練を極めた逸品を、ここにご紹介申し上げます。
仰々しさを纏うのではなく、真の上質を知る方のための一枚。
名古屋帯で控えめに、袋帯で格調高く――
帯合わせ次第で表情を変える、大人のための淑やかな社交着でございます。
染めの美しさ、絹の光沢、着姿の存在感。
いずれも申し分のない仕上がりで、まさに染匠の感性が凝縮されたひと品。
どうぞこの機会をお見逃しなきよう、心よりおすすめ申し上げます。
【 お色柄 】
白生地には、なめらかでしっとりとした風合いをもつ
上質の浜ちりめんを用い、深く染め上げられたのは、
澄み切った夜の静けさを思わせる美しい紺色。
そこに手加工であしらわれたのは、移ろう霞を思わせる意匠。
刷毛の動きのようなやわらかな濃淡が、
静かに風を運ぶように、裾まわりを美しく流れます。
機械染めでは決して生まれない、手仕事ならではの奥行きと余韻。
その上質は、装う方のみならず、見る人の心にも静かに届くことでしょう。
まさに――一目で「良きもの」と伝わる、格別なる染めの一枚です。
【 京随一の老舗染匠について 】
京都の市内中心部に工房を構える数少ない染匠の一つ。
手描き友禅や摺り友禅に加え、インドネシアのバティック染めなど
多様な技法を駆使して、フォーマルからカジュアルまで幅広い作品を生み出されています。
染元のお名前が気になられる方は、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
たちきり身丈182cm 内巾36.5cm (最長裄丈約69cmまで 最長袖巾肩巾34.5cmまで)
白生地には、特選浜ちりめん地を用いております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、お付き添いなど
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯、九寸名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+14,300円(税込)