商品番号:1549924
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
京都・鷹が峰、独特の洗練されたセンスが時代に合った大人の感性を漂わせる、
染織の名門【しょうざん】の生紬着尺のご紹介でございます!
しょうざんファンの方から
本物のよきものをお探しの方までオススメ致します。
センス溢れる一枚をお値打ち価格で仕入れることができました。
今回は米沢の草木染紬地の、
刺し子刺繍帯とのコーディネートセットをご紹介。
この機会をお見逃しなくどうぞ!
【 色柄 】
[着物]
節のある経緯糸がきちんと緻密に織り込まれ、
しなやかさの中にハリを感じさせる特選紬地。
絹本来の趣深さを感じさせる、
生成り色を基調にした生紬地には
経絣による間道ずらし模様を織りなし、
その上からうっすらと唐花模様を表しました。
[帯]
ざっくり、ほどよいハリにフシ糸の質感。
柿渋の草木染めによる
白茶色を基調にした帯地。
柔らかい雰囲気も醸し出しております。
その帯地に綿糸が生み出す美しい菱形のハーモニー…
菱段の意匠が実に豊かな風情をかもしだしております。
流通にはのらない稀少な工芸品。
今では忘れられている手仕事の貴重さ。
織りのおきものとのコーディネートでお楽しみくださいませ。
【 南部菱刺しについて 】
八戸を中心とする青森県南部地方で作られている「南部菱刺し」。
その発祥は、今から約200年前にまで溯ります。
当時の人々は麻や芋麻の着物しか着ることを許されておらず、木綿は糸として使用するものと決められていました。
そこで女性たちは、補強と保温のために麻に木綿糸を刺し、厳しい北国の生活をしのいできたのです。
この技術が現在にまで受け継がれ…
ウメノハナ・キジノアシ・ヤバネ・ベコノクラ・クルミ・ソロバン玉等、美しく素朴な名をもつ文様となり、暗い北国の農民の心に、美しい花を咲かせてきたのでしょう。
しかし近年、このように製作時間を要する手仕事は、すたれ憂慮されてまいりました。
これを惜しむ少数の人たちが努力した結果、新しい時代に合った作品としてよみがえり、北国の女性の真心のこもった民芸品となっております。
「津軽こぎん」の刺し方が奇数律で筋目をひろうのに対し…
「南部菱刺し」は、偶数律に刺していきます。
そのためこぎんより模様の発展に制約を受けることになりますが、それでも南部の人々は大小の菱形を交錯させたり連続させるなどのほか、色糸を使って多彩な変化をつけて、すばらしい意匠効果を創案されています。
【 しょうざんについて 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.2401
京都の着物メーカー。(漢字表記は松山)
西陣の糸屋の三男に生まれの戦後の立志伝中の人物で、
しょうざんのウール着物を大ヒットさせた松山政雄が
創業者。
戦後いち早くシルクウール着物やウールお召を開発。
1970年代以降は後のしょうざんの看板商品となる
「しょうざん生紬」を開発。
[着物]
絹100%
長さ約12.4m 内巾約37.5cm(裄最長約71cm)
[帯]
絹100%(刺繍糸:綿糸) 長さ約3.6~3.7m(お仕立て上がり時)
柄付け:お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
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