商品番号:1549899
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
まるで写真や油彩のように…
繊細な陰影と質感。
西陣織元より、アイスランドの氷の洞窟をモチーフにした一条のご紹介です。
染めでは決して表現できない織の写実美が存分に感じられる、まさに現代西陣の意欲作。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
シャリ感持たせた軽やかな地風。
深い藍色の濃淡をベースに、
氷河の裂け目のような鋭い陰影が入り混じり、氷と光の揺らぎを織り成しています。
柄に明確な境界線はなく、抽象画のように流れるような構成。
近くで見ると粒子状に見える糸の集合が、遠目には岩肌や氷層の重なりとして浮かび上がる…
自然の奇跡を、織りの技術で写し取る。
これは単なる帯ではなく、視線を惹きつけるアートのような一条です。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ4.4m(お仕立て上がり時)
おすすめ帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、御召など
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