商品番号:1546490
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
この存在感、唯一無二…
まるで彫物のような奥行きを醸し出す老舗の逸品を仕入れて参りました。
一流機屋【紫幸織】の贈る古典美溢れる面持ちの袋帯をご紹介致します。
隠れた大御所として知られる西陣名門【紫幸織】。
われわれ業者間でも確かな織物を創り続ける老舗として
絶大な信頼を置かれている機屋さんの作品でございます。
通常限られた販売ルートのみでのご紹介になるお品を問屋さんにお願いして仕入れて参りました。
まずは、その織のうつくしさをじっくりとご覧くださいませ。
【色柄】
こっくりと深い紺色の帯地。
吸い込まれるようなその帯地は触れていただけないことが残念でならないほど本当にしなやか。
しっかりとお太鼓が崩れないハリを持たせつつも、
締める方のことをひたすらに考え織り出されたことがわかる仕上がりです。
銘【彩美宝冠文】
大胆な構図・彩色で、
横段に宝冠模様を織り成しました。
凛とした品ある帯姿をお楽しみいただけます。
老舗の歴史に裏打ちされた意匠、お色味のセンスの良さには脱帽致します。
その場の雰囲気すら、がらりと変える一条。
ぜひこの機会にお手元にお迎えくださいませ。
末永くご愛用いただけますれば、誠に幸いでございます。
【 本袋について 】
ご存知の通り、高級品にのみ許されるのが、「本袋」。
表地を同時に、輪のように織り上げる帯のことでございます。
つまり、表の地組織と裏の地組織は同じ様にいたします。
なぜなら、表裏の織巾が合わなければ帯にならず、縫い袋のように、
表裏別々に織って後で縫い合わせるわけにはいかないからです。
表裏同時に、輪のように織り上げる本袋。
織り場では、織りあげつつあるお柄を見ることができません。
したがって織人の熟練が必要とされますし、大変難しい織物です。
縫い袋を織る職人さんは現在でもまだまだ居られますが、
本袋を織りこなす職人さんは、かなり限られてきております。
お太鼓結びに締めていただくと、耳付きが薄いので、
前・横から見ていただいた時にお太鼓が大変綺麗に映ります。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹80% ポリエステル(フィルム)・指定外繊維(紙)・レーヨン(芯糸)20%(金属糸風繊維)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
紫幸織謹製
柄付け:六通柄
耳の縫製:本袋のためございません
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、ご挨拶、ご入卒・七五三のお付き添い、音楽鑑賞など
◆合わせるお着物 訪問着、付下げ、色無地など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
この商品を見た人はこんな商品も見ています