商品番号:1545011
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
趣味性高い小紋の中でも、本当にコダワリの逸品を。
なかなかお見かけすることのない、手摺り友禅の最高級小紋着尺です。
熱望されていたお方もいらっしゃることでしょう。
まさに染の北川の真髄ともいえる傑作品です。
今回は、西陣の名門【 織文意匠 鈴木 】より
大人気のシリーズ『水衣』の特選袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
なんとこの度御仕立て上がりでお値打ちに入荷しました。
お見逃しなきようお願いいたします。
【 お色柄 】
[着物] 商品番号1543676
染め通りも大変美しいシボ高なちりめん地。
そのさらりとしてしなやかな凸凹の絹布は鬼しぼ縮緬を使用。
深い墨色に染め上げて。
この色にもこだわりがございます。
ご存知かもしれませんが、作品を仕上げてみても、思い通りのお色にならないことがございます。
白生地や意匠によってもお色の仕上がりは異なって参ります。
こだわり抜いて染め上げられたこの深いお色を是非お手元でご堪能頂きく存じます。
意匠には丁寧な摺り友禅の加工によって乱菊の模様を表現して。
花びら一枚一枚の濃淡、艷やかな縁の金彩使いなど、
さり気ない贅沢さが表現された、品の良い華やぎの一枚です。
摺り友禅による陰影表現は見事なもの、手間暇がかけられた分だけの美しい仕上がりがそこにはあります。
画面上でどこまで美しさを伝えられるかわかりませんが、素晴らしいの一言です。
[帯] 商品番号1542354
しなやかでハリのある紫色地に漣のような地紋が浮かび上がり…
まずお手にされると、その軽さに驚かれると思います。
心地良いシャリ感…
袷だけでなく単衣にも最適なこの生地感にも定評がございます。
高雅な金糸に白の緯糸にて
市松源氏香模様が織りなされました。
ふっくら立体的な唐織の綾…
しなやかな帯地にふくよかなぬき糸使いの美しい主張。
よきものであることを、しっかりと、目に肌に伝えてくれます。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
帯は中古品として仕入れて参りました。
たたみ皺がございますので、お届け前にプレス加工をサービスします。
お届けに10日ほどお日にちを頂戴します。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
【 織文意匠 鈴木について 】
1907年(明治40年)創業
※『織文意匠 [shokumon-ishou] 』とは、
織物の模様「織文」と装飾上の工夫や
デザイン「意匠」を組み合わせた造語。
初代鈴木亥之助が大徳寺門前にて創業以来
渡り先人より伝わる伝統技術を重んじ、
時代の変化にあわせ革新を繰り返しながら
西陣織と真摯に向き合ってものづくりを
続けてきた。
古来より伝わる日本の染織文様を分類した、
明治25年発刊の図録本「織文類纂(しょくもん
るいさん)」(帝国博物館編)との出会いを契機に
自らの創作理念を意思表示する舞台として
『織文意匠』というブランドを立ち上げた。
糸屋に学び、こだわりぬいた鈴木の糸は
約千色にも及び、時を経ても"新しい"感覚を持ち、
使い続けるほど深みを増す、西陣織作品を
作り続けている。
【 摺り友禅について 】
平安末期に始まったと伝えられる京友禅最古の技法。
摺型友禅(摺り友禅)は、白生地を長板に歪みなく張り、
1枚80cm程の型紙を生地の上に重ね、型紙に彫られた
文様の上から刷毛で染料を摺り込んで染色する。
染料の濃度で濃淡を表現する一般的な友禅とは異なり、
型に染料を摺り込む回数によって濃度を変化させる。
型紙は色の数だけ彫り上げられ、寸分のずれも許さず、
「摺り重ねる」ねばならないため高い染技術を必要とする。
【 染の北川について 】
京の有名呉服メーカー
1955年(昭和30年)創業
※2017年廃業
様々な着物専門誌にも多く取り上げられ、
着物ファンに広く知られていた。
訪問着、留袖、振袖などのフォーマル品、
逸品物を創作。
染、意匠へのこだわりはもちろん、生地の
開発なども手掛け、「和木沢絹」
「CHULTHAINo.6(ジュンタイナンバーシックス)
などのブランド生地も有名であった。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
[着物]
表裏:絹100% 縫製:手縫い
◆八掛の色:薄煤竹色・暈し
[帯]
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.4m
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
身丈(背より) | 166cm (適応身長171cm~161cm) (4尺3寸8分) |
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裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 33.5cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 55cm(1尺4寸5分) |
前巾 | 23.5cm(6寸2分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
※菊の花期にあわせるならば10月~11月が適かと存じ上げます。
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 軽い格式のお茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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