商品番号:1543494
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
上知紅六代【 知念びんがた工房 知念績元 】氏による、
独特の色使い、タッチで表現された意匠が美しい、
本場琉球紅型九寸名古屋帯のご紹介です。
琉球古紅型にちなんだ伝統的な古典柄を
知念績元氏ならではの色使いで表現したお品で、
同じ産地の琉球かすりや花織、久米島紬などの
お着物との相性もよく、小紋や織のお着物との
コーディネートで、個性的な帯姿をお楽しみ
いただける事でしょう。
【 お色柄 】
縦方向のおだやかなフシが味わい深い薄手の
たてぶし紬地を紅型としては珍しい黒に染め上げ、
常磐、煤竹、紫鳶(むらさきとび:暗く灰がかった赤紫色)、
鳩羽鼠、牡丹色、縹、藍、梔子などの彩りで花に波濤丸、
石畳、雪輪などを込めた亀甲と菱があしらわれております。
【 商品の状態 】
やや使用感はございますが、中古品としては
おおむね良好な状態でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 知念績元について 】
上知紅六代
※知念紅型工房主宰
第二次世界大戦後、城間栄喜と共に
衰退していた紅型の復興に力を尽くした
知念績弘を父に持つ。
知念家のみに伝えられている技法である
「糸掛け(紅型の型紙を制作する際に
用いられる技法)」を受け継ぐ。
※知念びんがた工房は現在績元の息子の
知念績人、績文がその技法を受け継ぎ、
創作を続けている。
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100%
長さ約3.72m(お仕立て上がり)
柄付け:お太鼓柄 ※手先柄(果紋:はてもん)付き
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
※表からは確認が難しい状態ですが三角裏のかなり奥に
筒描きによる『琉球王朝』の文字と落款がございます。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる着物 小紋、織のお着物 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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