商品番号:1543496
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
沖縄県指定無形文化財保持者【 宮城里子 】氏による
おだやかな彩りの九寸名古屋帯のご紹介です。
同じ琉球の織物である絣や花織、紅型のお着物、
他産地でしたら大島をはじめとする織のお着物、
小紋と幅広くコーディネートいただける事でしょう。
【 お色柄 】
ややしぼ高い地風の三越縮緬地を黄色みが強い
薄黄橡色に染め上げ、一面の十字と襷を組み合わせた
デザインに、菊花と鉄線を込めた雪輪に、羽扇のような
抽象紋が重ねて染めあしらわれております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
※文字を確認するため、三角の内側のお仕立てが一部ほどかれております。
お届け前に口閉じをさせていただきますので、お届けまで1週間前後頂戴いたします。
【 宮城里子について 】
沖縄県指定無形文化財保持者
戦後、紅型の復興に尽力した城間栄喜の
愛弟子である藤村玲子に師事
【 経歴 】
1947年 沖縄県那覇市に生まれる
1966年 沖縄県立首里高等学校染織科卒業
大城貞成紅型工房入門
1968~72年
藤村玲子紅型工房で修行
1977年 「宮城紅型工房」設立
1983年 第五回「沖縄県工芸公募展」最優秀賞受賞
1984~87年
「沖展」奨励賞受賞
1996年 「西部工芸展」沖縄タイムズ賞受賞
2005年 「沖縄タイムズ芸術選賞」奨励賞受賞
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100%
長さ約3.8m(長尺・お仕立て上がり)
柄付け:六通柄 ※手先柄(果紋:はてもん)なし
※三角内側に落款がございます
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お稽古、芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事 など
◆あわせる着物 小紋、織のお着物 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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